Up Cycle Circular’s diary

未来はすべて次なる世代のためにある

3年後の2025大阪・関西万博に「SDGs」と「Society5.0」、どんな未来を描くのだろうか

 

 大阪・関西万博が2025年、大阪夢洲で開催される。開催期間は、2025年4月13日(日) から10月13日(月)までの184日間。想定来場者数は約2,820万人に及び、経済波及効果は、試算値で約2兆円という。

公益社団法人2025年日本国際博覧会協会

「万博」で、新しい技術や商品が生まれ、生活が便利になる「きっかけ」となるという。

 今回の万博のテーマは、「いのち輝く未来社会のデザイン」、また、目指すものとして、「SDGs 持続可能な開発目標達成への貢献」と「日本の国家戦略Society5.0の実現」を掲げる。

 

 

「EXPO for SDGs、国連が掲げる「SDGs(持続可能な開発目標)」達成の目標年である2030年まで残り5年となる2025年は、実現に向けた取り組みを加速するのに極めて重要な年になるという。そして、「KEYは”Society 5.0”」ともいう。

「Society 5.0」 とは、サイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実空間)を高度に融合させたシステムにより、経済発展と社会的課題の解決を両立する、人間中心の社会です。狩猟社会、農耕社会、工業社会、情報社会に続く、新たな社会を指し、日本の国家戦略という。

IoT(物のインターネット)、AI(人工知能)、ロボティクス、ビッグデータ、バイオテクノロジーといった技術により様々な地球規模の課題が解決される社会は、SDGsが達成された社会でもあります。(出所:公益社団法人2025年日本国際博覧会協会)

 大阪・関西万博では、「最先端技術など世界の英知が結集し新たなアイデアを創造発信」し、「国内外から投資拡大」させ、「交流活性化によるイノベーション創出」を進め、「地域経済の活性化や中小企業の活性化」、「豊かな日本文化の発信」をするという。

 

 

大阪・関西万博の運営主体「日本国際博覧会協会」は、「EXPOグリーンビジョン」を公表した。

「持続可能な大阪・関西万博開催にむけた方針」及び改定版<EXPO 2025 グリーンビジョン>を公表 ~環境省との連携プロジェクトをスタート~ – 公益社団法人2025年日本国際博覧会協会

 改定版<EXPO 2025 グリーンビジョン>では、「万博におけるカーボンニュートラルの実現及び2050年のカーボンニュートラル社会の提示」のほか、「サーキュラーエコノミーの実現(需要サイドの技術等導入によるごみゼロ、食品廃棄ゼロ、ファッションロスゼロの実現)」を掲げる。

 これまで示されきたエネルギーに関する対策に加え、会場整備、運営、来場者等の分野における対策の候補などが加わったという。

(資料:日本国際博覧会協会)

 一方、参加企業では、会場に展示されるであろう新しいテクノロジーの様々な実証実験がすでに始まっている。

「空飛ぶクルマ」「EV電気自動車の走行中の充電技術」「マイクロ波によるスマホのワイヤレス充電」(これまでのワイヤレス充電と異なりどこかにおくことなく充電できる)などなど。スマートシティやスーパーシティのイメージなのだろうか。

 まだ自分の興味のあるところしか調べていないが、もっと幅広い分野で実証実験が実施されているかもしれない。

 大阪・関西万博で、どんな未来が描かれるのか、楽しみである。万博まで残り3年あまり、時間があってないようなもの。期待はずれにはなって欲しくない。

 

「参考文書」

大阪万博会場、CO2やゴミ排出ゼロに 最新技術活用: 日本経済新聞