Up Cycle Circular’s diary

未来はすべて次なる世代のためにある

【注目の地域活性化】団地をまるごと再生する良品計画、耕作放棄地を再生する業務スーパー

 

 良品計画が、千葉県千葉市にある大規模団地 花見川団地で「MUJI×UR団地まるごとリノベーション」の第一弾をスタートさせたといいます。

千葉市・UR都市機構・良品計画・MUJI HOUSEで協定を締結しました | 団地まるごとリノベーション | 住まいのコラム | 住まいのかたち|Magazine for MUJI LIFE

団地住戸だけでなく団地外観、屋外広場、商店街区といった共用部分にもリノベーションの対象を広げ、さらに地域コミュニティの形成にも連携して取り組むことで、団地を拠点とした地域の生活圏を活性化していきます。(出所:良品計画

 良品計画第二創業として、地域への土着化を推進するといいます。

 

 

団地まるごとリノベーション

 千葉市、UR都市機構、良品計画MUJI HOUSEの連携協力により、花見川団地をまるごとリノベーションし、4者の連携協力による花見川団地を拠点とした地域生活圏の活性化を推進していくといいます。

(画像:良品計画

 良品計画によれば、多世代が安心して住めるように、MUJI×URリノベーション住戸の供給、若者向け家賃等支援制度の活用、自動運転バス「GACHA」実証実験の実施など団地内移動支援を行うといいます。

 また、買い物やコミュニティづくりのために、花見川団地商店街の活性化が重要で、商店街のリノベーションの実施、サイクリングコースと商店街の連携、ポップアップストアの開設、コミュニティアートならびにアップサイクル推進拠点の整備・運営、ワークショップの実施も予定しているそうです。

(画像:良品計画

 かつて若い世代で賑わった団地も、時代変遷とともに人気も薄れ衰退していった。完成当時の便利さが失われ、魅力が薄れれば、居住者はさらに減り続けるしかなかったのでしょうか。

 人が集えば、活気を取り戻すことができます。そのための仕事をする。それが良品計画第二創業のひとつということなのでしょうか。

 団地まるごとリノベーションによる地域の活性化、ちょっと素敵な仕事に思えます。

 

 

 業務スーパーの創業者が、第二創業として、地域活性化とクリーンエネルギーの開発に取り組んでいるといいます。

業務スーパー創業者、第2の起業:日経ビジネス電子版

 日経ビジネスによると、「業務スーパー」創業者が、馬による耕作放棄地の再生と、地熱発電所の展開を始めたといいます。2つの事業で食料やエネルギーの自給率アップと収益の両立に取り組んでいるそうです。

北海道の東部、厚岸町耕作放棄地で大規模な再生事業が進む。カギは馬の放牧だ。放牧中の「北海道和種(どさんこ)」は耕作放棄地に生い茂るさまざまな雑草を食べる。(出所:日経ビジネス

 これまでに約400ヘクタールの耕作放棄地を再生したといいます。後継者不足などで土地の買い取りを希望する声は強く、再生する耕作放棄地を今後も大幅に広げていくそうです。

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 時代は変化し、善いか悪いかは別にして、使われなくなってしまうものが出てくることは避けられないことなのでしょう。それをそのまま放置すれば、厄介物となり、それがまた人々を遠ざける原因になったりもするのでしょう。そうした使われなくなったものに新たな息吹を与え、それを再生、再利用とする試みは、サステナビリティ、持続可能な社会に通ずるものがあるのかもしれません。こうした取り組みがさらに増えていけばいいのかもしれません。

 

「参考文書」

無印良品がプロデュースする団地とは? 商店街や広場まで丸ごとリノベ、堂前社長「ものすごく可能性がある」:若い人に訴求(1/3 ページ) - ITmedia ビジネスオンライン