Up Cycle Circular’s diary

未来はすべて次なる世代のためにある

二度目の梅雨明けか、意識する気候変動、出来ることを自ら行動で示す杉並区長が話題

 

 今年の夏の気候はやはり異常なのでしょうか。6月に猛暑がやってきたかと思えば、その後はまた梅雨入りかと思わせるような雨空に戻りました。そしてまた夏空が戻り、猛暑となりそうです。「二度目の梅雨明け」なのでしょうか。

 ヨーロッパを繰り返し熱波が襲っています。北米にも熱波が到来しているようです。この夏は北半球のほとんどで熱波に見舞われ、猛暑に悩まされているといいます。

熱波襲来… 猛暑が続く北半球では数千人が命を落とし、山火事も発生中 | Business Insider Japan

 2022年の夏は「一番暑い夏」として記憶されることになりそうだといいます。昨年もそうした言葉を聞いた記憶があります。こうしたことがただ毎年のように更新されていくようになるのでしょうか。

 気候変動による熱波が「ニューノーマル」なのかもしれないとBusiness Insiderは指摘します。

 

 

干上がる欧州

「農作物が枯れ、発電所が閉鎖を余儀なくされる中、すでにインフレに苦しむ欧州に食料・エネルギー価格の一段高という脅威をもたらしている」とブルームバーグは指摘します。

猛烈熱波で干上がる欧州が脱炭素に逆行、気候変動対応「待ったなし」 - Bloomberg

猛烈な熱波と干ばつは地球温暖化で悪化しており、この夏は欧州の大部分を覆い尽くす現象となりつつある。スペインとポルトガルは過去1000年余りで最悪の乾燥に見舞われ、イタリアで最も長い河川のポー川の水位は70年ぶりの低水準となった。西欧で最も重要な水路であるライン川では、一部の水位がこの時期としては少なくとも過去15年間見られなかった水準まで下がった。(出所:ブルームバーグ

 これまで通りの生活を続ける方法を見つけ出せるという論理に従い気候変動との戦いを続けているが、2022年はその神話が崩れ、複合的なショックに直面する年になるかもしれないといいます。

安くならないタマネギから知る異常

 日本では異常気象によって野菜が高騰するのが当たり前になっています。玉ねぎは昨年の北海道での干ばつの影響で今も高値圏で推移しています。

 受け入れ難いことですが、これからは、こうした異常が常態化していくのでしょうか。何かを変えなければ、このまま異常に飲み込まれていくことになっていきそうです。

 

 

自転車通勤する岸本杉並区長

 東京杉並区の岸本聡子新区長が話題のようです。その時々の話題の人が招かれる日本外国特派員協会主催の記者会見に登壇したといいます。

自転車で登庁の女性区長に海外も関心 岸本聡子氏が特派員協会で会見 [東京インサイド]:朝日新聞デジタル

 朝日新聞によれば、自身の選挙を支えた草の根の運動やジェンダー平等、気候変動問題などについて幅広く語ったといいます。

 選挙後、初めて区役所に登庁した11日の記者会見では「日本で一番透明性が高く、住民参加が活発な自治体にしたい」と抱負を語り、当面の課題には、感染者が増加している新型コロナウイルス対策や物価高、猛暑への対応を挙げたといいます。

 出来ることを自ら実行し、それを示すことができる首長が増えればといいのかもしれません。活躍を期待したいです。

 

「参考文書」

岸本聡子・杉並区長の記者会見詳報 「地域の草の根運動は核政策など国の政策に影響与えられる」:東京新聞 TOKYO Web

「日本で一番透明性が高く、住民参加が活発な自治体に」 杉並区の岸本聡子区長が初登庁で抱負:東京新聞 TOKYO Web

 

 

「追記」玉ねぎの値段について

【タマネギ高騰】北海道の最大産地で今年は豊作傾向 来月には高値水準落ち着くか|JAcom 農業協同組合新聞

 今年産のタマネギの出荷がまもなく北海道で始まるそうです。JAcomによれば、今年は比較的に雨に恵まれてタマネギは豊作傾向といいます。今月末に出荷が始まり、来月5日前後には量販店などで出回り始めるようです。シェアの高い北海道産が出回れば、平年並みとはいかないまでも、少しずつ価格は落ち着いていくと見込まれてるそうです。