Up Cycle Circular’s diary

未来はすべて次なる世代のためにある

【サスティナビリティ】持続可能な社会への移行を願わずにはいられない

 

 時々刻々世界は変化し、ビジネス環境が一定であることはありません。時代が移ろえば、それまで栄えていた企業が、急速に衰えていくこともあります。淘汰されていく企業がある一方で、再び成長していく企業もあります。改革を厭わず、それに成功した企業が再び光輝くことは夢物語でないのでしょう。現実に何度も繰り返されてきたことです。

 今また世界が大きく変化する中で、苦境にあえぐ企業が様々な施策や改革によって、そこから抜け出ようとする姿を私たちは目撃しているのでしょう。

 ソフトバンクの孫さん、楽天の三木谷氏、かつては眩いばかり成長を謳歌していましたが、苦境に喘ぐようになっています。現在の日本の写し鏡のようです。

 

 

 米国では、メタ(旧フェイスブック)も同じような状況におかれているのでしょうか。

 仮想空間「メタバース」分野に衣替えするというザッカーバーグCEOの構想が順調に進んでいるとは言い難い状況のようです。

コラム:メタのハードウエア志向は苦難の道、投資家はまだ気づかず | ロイター

顧客が手を触れられない製品(ソフトウエア)から触れられる製品(ハードウエア)に販売を切り替えた企業は、その後険しい道のりをたどる傾向がある。(出所:ロイター)

 記事によれば、メタはメタバースに必要なヘッドセットを自ら生産できる体制を整えつつあると指摘したうえで、成功を収めるには規模のメリット確保が不可欠で、サプライチェーンの強化と手ごろな販売価格が必要という一方で、これらは全て利益率の縮小につながり、既存事業にダメージになるといいます。

 ソフトウェアがこれまでイノベーションを牽引してきたのかもしれませんが、そのまま従来の延長では、再び成長軌道に乗ることはないような気がします。

 弱点こそが課題であって、その解決にこそ意義があり、そこから次のイノベーションが萌芽するのかもしれません。

 

 

ビジネスパーソンは世界情勢や関連産業の状況をつかみながら、自分なりのビジョンを持って目の前の仕事に取り組むことが重要だ」というのは、JR貨物相談役の石田 忠正氏。

国際競争で学んだ真実「生き残るのは自ら変化を遂げる企業だけ」:日経ビジネス電子版

国際競争下においては、将来の大きな方向性を見定めた上で

①いかに品質を高めるか、そしてコストを抑えるか
②最新の情報システムや技術の導入
③有利な資本の確保
④戦略的パートナーの確保

といった対応の違いによって、優勝劣敗ひいては企業の存亡が決まるということである。(出所:日経ビジネス

 課題を複雑化させず、シンプルにして考えるべきということなのかもしれません。

「サスティナビリティ」持続可能な社会への移行と、市場主義経済が未だしのぎを削り、その優劣が判然とせず、まだまだふらふらしているようにも見えます。今、その端境期にあるのかもしれません。

 

 

熾烈な競争環境下で生き残ってこそ進化があるといいます。

人は色々なキャリアを通して日々変化し、異なる環境の中で、学び、気づき、行動し、チームに貢献し、それを通して成長していく。(出所:日経ビジネス

 石田氏が自身のキャリア、激しい競争下で学んだことといいます。そして、これが個人にとって、かけがえのない喜びであり、会社にとっても、共鳴し合った社員パワーの総和が発展の原動力となるといいます。

この過渡期を越えた先に持続可能な社会はやって来るのでしょうか。