Up Cycle Circular’s diary

未来はすべて次なる世代のためにある

気が滅入るニュースたち 時には癒しのひと時も

 

 少しばかり気が滅入る。厚労省が「アルコール度数が高い酒類を消毒用の代替品として使うことを特例的に認める方針を示した」という。禁じ手に出たなと感じてしまった。それだけ切羽詰まっていることなのだろうけれども。

 資生堂サントリーなどの国内メーカは海外で消毒液を製造しているという。

(4月15日資生堂は「手指消毒液(指定医薬部外品)の生産開始について」とのプレスリリースを発表、4月17日から生産を開始するとした。また、厚生労働省から承認を受けた手指消毒液の承認情報(処方)は、他の企業にも広く開示するとした。)

 

 琉球新報が「高濃度泡盛、消毒液使用OK 厚労省が特例で容認」という記事を投稿した。泡盛の地元ということなのか、ラベル表記や規制対象などの注意点が書かれている。

高濃度エタノールを販売する際は製品表示や広告などで「医薬品や医薬部外品ではないが、消毒用エタノールの代替品として手指消毒に使用することが可能」と表記できるとした。今回の対応は臨時、特例的で、感染が終息するなど状況が変化すれば取り扱いを変更・廃止することもあるとしている。

 一方、国税庁は13日付の業界団体などへの文書で、酒造所が高濃度エタノールを製造・販売する場合には酒税関連法のほか、医薬品医療機器等法(旧薬事法)、消防法などを順守する必要があると指摘。都道府県の衛生主管部局と、市町村の消防本部へ事前に相談するよう求めた。(出所:琉球新報

 

日本経済新聞は、「人工呼吸器の参入手続き数日で 承認巡る改革課題」と報じた。この機に及んで「改革」課題ということもなかろう。医療機器の製造販売は「医療機器製造販売業」として法で規制される。

 

厚生労働省は13日、新型コロナウイルス感染症の拡大で不足が懸念される人工呼吸器の増産に向け、異業種からの参入企業に対する品質調査などを迅速に進めると発表した。米欧は参入促進へ規制緩和やノウハウの普及などの努力を重ねており、日本も製品の承認に関する制度改革の加速を迫られる。

製造販売業者と組んだ異業種のメーカーが、部品を製造したり組み立てたりする場合に品質を確認する実地調査を事後に回す。従来は4カ月程度が目安だったが数日に短縮できる。(出所:日本経済新聞

 

www.nikkei.com

 

国の安全保障に関しては、法解釈を変えて関連法案を迅速に整備する。国民が危険に晒されているときには法を盾にする。安全保障と何が違うのだろうか。

 

 

 

 セルフコーチングトレーナーの友人が「心の免疫力」のことをFacebookに投稿した。人の脳は原始の時代からネガティブにフォーカスするようにできているという。

 

【心の免疫力】

爬虫類脳(扁桃体)は危険察知の脳
この扁桃体が危険サインを出してくれるから、今まで生き延びてこれたのです

だからこそ、心も身体もすごく緊張状態になります。一旦、その危険が去ったあとは、緊張状態も溶けるのです。 

(出所:HさんのFacebook投稿から)

 

 愛読させて頂いてるブログに「気分に合わせて聴く曲は?」という投稿があった。推薦されていた動画を見ては、「これいい!」「共感できる」なんて感じながら記事を拝見させて頂いた。

 

 音楽は緊張状態を解きほぐしてくれるのかもしれない。

 

 ロイターが、ビートルズの「Here Comes the Sun」やロッキーのテーマが、米国の看護師、医師、サポートスタッフの精神を高めていると紹介する。

 

「医療従事者の士気を高めるために最も強力な薬は、音楽かもしれない」

 

“The smiles returning to the faces. Little darling, it seems like years since it’s been here”

ジョージ・ハリソンが長く暗い冬の後の復活について書いた曲が鳴り響く。(出所:ロイター)

 

www.reuters.com

 

 1980年代エチオピアの大飢饉で多くの人命が失われていたとき、世界のミュージシャンが立ち上がり、大規模なチャリティが行われた。英国で始まった活動が、すぐさま米国に伝わった。もう35年も前のこと。

 その時、始めてアフリカの窮状を知った。とてつもなく大きな問題も、みなが理解、協力することで解決できるのかと心に深く刻まれた。

(アフリカの飢餓問題は、結果的にはこの活動だけで救われてはいないのが現実)

 


U.S.A. For Africa - We Are the World (Official Video)

 

ヒューイルイスが(2分48秒あたりで)、

But if you just believe there's no way we can fall

 と唄い、その後に、シンディローパーが、

Well well well well Let us realize, ooh that a change can only come

絶唱し、

When we stand together as one

のあとに

We are the world, We are the children

と大合唱が始まるこのシーンがとっても好きだ。

Realize(=気づく、悟る、現実化する、実現するなどの意味)は好きな英単語。それが理由なのかもしれない。

このパートの英語表現をうまく日本語にできない。

自分の日本語の表現能力のなさを思い知らされ、グーグル翻訳に頼ることが多い。

このパートの訳文は色々存在するが、どれこれもしっくりこない。

当時、大物アーティストたちが一堂に会したコーラスに驚いた。この4つのセンテンスのシーンが「USA for Afirca」そのものをあらわしているように思う。

 

 We are the worldの歌詞を改めてみると、今この時のためにあったのではと錯覚するくらいの内容に思える。今、世界各地で「We are the world 2020」がYouTubeにアップロードされ始めている。まだそんなには再生回数は多くないが、歌を唄うアーテイストたちの呼びかけに心温まるものを感じる。

 

 #うちで踊ろう が話題になった。「伴奏やコーラス、イラストやダンスを重ねてくださいね」との星野源さんの言葉に反応して、多くのコラボ動画を見ることができる。手の込んだものもあってスゴイと感じたり。

 

 

 

 昨年、U2のボノが韓国の文大統領と会見されたと聞く。その会談時に、文大統領がU2の楽曲に触れたとか。それがコンサートのエンディングでよく歌われる「One」だったという。

 この「One」を、Mary J. BligeU2と一緒になって歌う動画がある。Maryのパワフルに歌う姿には魅了されてしまう。その姿にパワーをもらうことが多い。

 


Mary J. Blige, U2 - One (Official Music Video)

 

 中国深圳や東莞界隈を香港人と一緒に、あちこちを歩き回っているときに、何度か彼らとカラオケに行った。香港人の女性エンジニアは、台湾の歌手張恵妹の「別在傷口灑鹽」をパワフルに歌い、そのボスは、香港のBeyondの「海闊天空」を彼女に負けじと広東語で熱唱していた。彼らの歌に勇気づけられ、距離が縮まったことを思い出す。

 マレーシアに駐在していたとき、車のラジオからはよく中国語の歌が流れていた。もうだいぶ時間も経つが思い出す曲がある。久しぶりに動画を見たら、#Stayhomewithmeのタグが付いている。「回家」家に帰ろう

 


順子 Shunza【回家 Go home】Official Music Video

 

 通勤はいつも車だった。車のラジオからHalie Lorenの「Moon river」流れたとき、ぞっくと感じるものがあった。心が落ち着く。それ以来、ざわざわした気分を落ち着かせ、静かな時間を過ごすときに、Halieの声を聴く。

 最近のお気に入りは、TOTOAfricaの動画。この動画を見るとワクワクする。ユーミンではないけど、「アフリカへ行きたい」と心のどこかで思っているのだろう。

モーリシャスまでは行ったことがある。この海の向こうにアフリカ大陸があるんだとつぶやたことを思い出す。

USA for Africaの影響があったのかもしれない。

 

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