Up Cycle Circular’s diary

未来はすべて次なる世代のためにある

飛ばない飛行機で楽しむファーストクラス、オーガニックはまちを食す回転寿司、それぞれのポストコロナ

 

 ワクチン接種が進むイスラエルでは、カフェやレストランでの店内飲食が約半年ぶりに再開されたという。ただ利用できるのはワクチン接種者のみだそうだ。

 2回のワクチン接種を完了すると「グリーンパスポート」が発行され、利用が可能になるという。

「また一歩、コロナ前の生活に戻ったように感じる。感染リスクを気にしなくてよいので、パスポート制度には賛成だ」と話すイスラエルの学生の声をSankeiBizが伝える。

www.sankeibiz.jp

 感染対策を進める国がどこよりも早く日常を取り戻す。そうした事例を目にすると、コロナ渦からの脱却も現実味を帯びてくる。

 

 

飛ばないANAの飛行機でファーストクラスやビジネスクラスを体験

 減便が続くANA機内食販売が好調と聞く。そのANAが今度は「翼のレストランHANEDA」を期間限定がオープンさせるという。
 羽田空港に駐機しているボーイング777-300ERが、ファーストクラスやビジネスクラス機内食を楽めるレストランになるそうだ。

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(写真:ANA

 ANAによれば、食事ばかりでなく、シャンパンからワインなどの飲み物も国際線と同じドリンクメニューをご用意、実際の国際線フライトのように客室乗務員がもてなしてくれるという。

 レストランに入る前は、羽田空港 国内線ターミナルにあるANAラウンジをご利用いただけます。また、機内レストランにお越しの皆様に記念品として、それぞれ、ファーストクラス・ビジネスクラスのアメニティーキットもご用意しました。 (出所:ANA) 

www.anahd.co.jp

 苦境にあえぐANAはどんなポストコロナの世界を作り上げていくのだろうか。

 

 

 好調なくら寿司はハマチの養殖を始める

 回転ずしチェーンのくら寿司が、鮮魚の卸売業に参入すると発表した。自社で「ハマチ」の養殖を行い、スーパーなどでも販売するそうだ。

 くら寿司によれば、 その「ハマチ」は、日本で初めて、国際的な基準のオーガニック水産物としての認証を取得し、「オーガニックはまち」と呼ぶそうだ。

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(資料:くら寿司

 12月から販売開始の予定で、当初約50トンを出荷するとJIJI.COMが伝える。

www.kurasushi.co.jp

 コロナ対策で、回転寿司チェーンの非接触化や省人化が加速しているという。人がいない回転寿司がポストコロナの当たり前なのだろうか。

 

 

 神戸市がSDGs債1500億円を起債

 神戸市が2021年度に発行する全ての債券をSDGs(持続可能な開発目標)債として起債することを明らかにしたとブルームバーグが報じる。

 国内の地方自治体として初の取り組みとなるそうだ。

同市行財政局財務課の資金・制度担当の赤枝利紀・課長は「投資家のESGへの関心が高まっている上、SDGsへの取り組みは行政の根幹にあると考えており、今回の決断に至った」と説明した。

名称は「神戸市SDGs」とする。資金調達枠(フレームワーク)として格付投資情報センター(R&I)から認証を取得する予定だ。

www.bloomberg.co.jp

 ブルームバーグによれば、国内外でESGに関連した起債は世界的な発行指針である国際資本市場協会(ICMA)の原則に沿った発行が主流というが、神戸市の赤枝氏によると今回の発行計画は神戸市の包括的なSDGsへの取り組みの一環で、ICMAの環境債や社債貢献債など特定のガイドラインには沿わない形で発行するという。

トヨタSDGsへの幅広い取り組みに資金を充当する目的で「ウーブン・プラネット債」としてICMA原則には沿わない個人向け債(発行額1000億円)の発行を発表するなど、起債する際に独自のSDGsへの取り組みを打ち出す事例が国内でじわり増え始めている。 (出所:ブルームバーグ

dsupplying.hatenablog.com

 国債もいっそのこと、SDGs債にしたらどうであろうか。少しは官僚たちの倫理観も向上したりしないだろうか。

 

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 ポストコロナを見据え、自治体や企業がそれぞれにアクションを始めているようだ。少しばかり違った日常が生まれつつあるのだろうか。

 

「参考文書」

www.sankeibiz.jp