「緑のユニクロ」が登場した。今後、サステナビリティ関連はこの新しい緑のロゴを使っていくという。
おなじみの青から緑に変わった「ドラえもん サステナモード」が、グローバルサステナビリティアンバサダーに就任とファーストリテイリングが発表した。
綾瀬はるかさんやグローバルブランドアンバサダーたちとサステナビリティ活動に取り組んでいくという。
ファーストリテイリングによれば、「服のチカラで、未来を変える。」というユニクロのサステナビリティメッセージを、緑になったユニクロロゴと共に、世の中に分かりやすく伝え、広めていく役割を担っているそうだ。
『ドラえもん』からのメッセージ
「みなさん、こんにちは。 ぼく、緑になったドラえもんです!ユニクロのグローバルサステナビリティアンバサダーとして、みんなでチカラを合わせて明るい未来をつくりたいです!みんなと一緒になって活動して、世界中の人にもっとぼくたちの未来について、関心をもってもらえると嬉しいな!」 (出所:ファーストリテイリング)
ユニクロの「服のチカラ」サスティナビリティアンバサダー発表会が都内で22日に開催され、LifeWearスペシャルアンバサダーである綾瀬はるかさんも出席したという。
緑のドラえもんを見た綾瀬さんは「いつもの青も可愛いですが、緑も晴れやかで良いですね」とコメントとしたという。
また、「ユニクロのサステナビリティ活動に関われることをうれしく思います。地球や社会に良い活動について、私自身も皆さんと一緒に学び、自分にできる小さなことから実践していきたいです」とコメントしたそうだ。
どんなサスティナビリティを実践しているか問われた綾瀬さんは「買い物をするときにエコバッグを使っています」、「水道をこまめにしめたり、電気をすぐ消したり、できるだけ詰め替えを使ったりして、ささいなことをやっています」と小さいところから心がけていると話したと東スポが伝える。
今後は、ユニクロとUNHCR(国連難民高等弁務官事務所)のサスティナビリティ関連のプロジェクトにも参加する予定だという。
綾瀬は「今、まさにユニクロさんとディスカッションしているところ。私も楽しみながら発信したい。そして一人でもサスティナビリティに関心を持っていただければと思います」と意気込みを示した。 (出所:東スポ)
米政府は、中国の新疆ウイグル自治区でウイグル族が強制労働をさせられているとの調査結果を踏まえ、同地域で生産された綿製品(新疆綿)の輸入差し止めを開始しているとロイターが報じる。
一部の有名アパレルは、米国境に入るところで製品が立ち往生する事態になるかもしれないという。
自ら製品の綿が厳密にはどこから来たのかを明らかにするのが不可能な企業は、これからの立場が危うくなりかねないとロイターは指摘する。
米税関・国境取締局(CBP)はこれまでのところ、新疆と直接に結びつく可能性が最も高い案件の摘発にまず乗り出し、約100件の輸入を差し止めた。
だが、特にCBPがどこかの大企業を見せしめにし、目こぼしはないことを示したいなら、現行の規制の文言だけでも有力上場アパレル企業の評判を標的にすることができるだろう。 (出所:ロイター)
グローバル企業ファーストリテイリングが標的になることはないのだろうか。
ファーストリテイリングは「新疆綿」という表記をやめたが、新疆産の綿を使用していないと証明できているのだろうか。少しばかり気になる。
欧米各国は22日、イスラム教徒が大半を占める中国の少数民族ウイグル族の人権を侵害しているとして、中国当局者らへの制裁を発動したとBBCが報じる。
人権問題はSDGsの根幹にかかわる問題だ。ファーストリテイリングはこの問題にどう対処していくのだろうか。緑のユニクロ、ドラえもんをみて、そんなことを感じた。
2021.3.25 追記
スウェーデンの衣料品大手のH&Mが、中国で激しい批判にさらされていると朝日新聞が報じる。
中国国営中央テレビは24日夜、SNS上で「中国で大もうけしておいて、中国を中傷し、勝手に罪をなすりつける。ビジネスの基本倫理すら毛頭ない」と強く批判。国営新華社通信や共産主義青年団などもSNS上で相次いで同様の批判を発信した。
また、中国メディアによると、24日なってアリババ集団や京東集団といった主要なネット通販サイトでH&Mの商品が検索できなくなった。 (出所:朝日新聞)
朝日新聞によれば、H&Mは昨年9月、新疆産の綿花を同社の製品に使わないとする声明を発表していたという。
「参考文書」