Up Cycle Circular’s diary

未来はすべて次なる世代のためにある

2020-06-01から1ヶ月間の記事一覧

若者たちのBLM活動 FBへの広告出稿を停止する大手企業、辞書での「人種差別」の語義に変化も

米スターバックスなど大手企業がフェイスブックへの広告出稿を一時休止しているという。 朝日新聞によれば、企業側が問題視しているのは、フェイスブック上でのヘイトスピーチなどへの取り締まりが甘く、不適切なコンテンツの横に広告が掲載されることを嫌っ…

スパコン「富岳」と子どもたちの未来

神戸の理化学研究所に設置されているスパコン「富岳」が、スーパーコンピュータの世界ランキング「TOP500」において首位を獲得したという。2011年の「京」から、8年ぶりに日本のスパコンが世界でトップに返り咲いた。 2009年、「予算仕分け」で蓮舫さんが「2…

レジ袋有料化とサーキュラーエコノミー

7月からレジ袋が有料化になる。コロナの感染拡大の影響もあって、当初の想定は少し違う形での発進になるのかもしれない。 東京新聞は、米国の一部州でレジ袋の禁止を延期していることを伝え、推奨されるエコバックには付着したウィルスから感染が広がる懸念…

「マイクロプラスチックス」を考えてみる 

世界中の研究者がマイクロプラスチックスについて研究を続けているようだ。 wiredは、南アフリカの研究者たちが、水中から浮かび上がった気泡からマイクロプラスティックが放出されることを実証したと伝え、フランスの砂浜の上空の大気からも、マイクロプラ…

社会の変化を見つけてみる 銀行と米スタバの動き

環境NPOが株主になり、株主提案で企業に気候変動対策を求める、そんな動きがある。 京都の環境NPO「気候ネットワーク」が、みずほFGに、パリ協定の目標に整合した投融資を行うための計画を開示することを求め、株主提案したという。 昨日6月25日、みずほFGは…

ジェフ・ベゾスのアマゾンと柳井正のユニクロの共通点は

米アマゾンが「気候変動対策に約2100億円を拠出」とのニュースに驚く。地球を保護するための製品、サービス、テクノロジーを開発している企業に投資するという。 アマゾンが立ち上げるこの新しい基金は、輸送と物流、エネルギーの生成、貯蔵と利用、製造と材…

国が推進し始めた「循環経済」 サーキュラーエコノミーを追う

1か月ほど前のこと、経済産業省がサーキュラーエコノミーにかかわる「循環経済ビジョン2020」を公表した。2018年7月からの長きにわたっての調査を経て、ようやくビジョンにまとまったということなのだろうか。 循環経済ビジョン2020(経済産業省) 経産省は…

気候変動対策とキャッシュレス狂騒曲を考えてみる

色々な未来予測があるものだ。世界の科学者たちが様々な研究をしている。 米国科学アカデミーで発表された論文を元に世界経済フォーラムが「気候変動への対策なしでは、2070年までに30億人がサハラ砂漠並みに暑い環境で暮らすことに」という新たな記事を投稿…

進むか「脱炭素」 「ゼロカーボンシティ」を宣言する自治体が増加中

再生可能エネルギーによる分散化電源。 マイクログリッドについて、一時夢中になって調査していたことがある。会社の事業の雲行きが怪しくなり、新事業を検討するためだった。兎に角、色々新技術を調査していた。技術でどんな社会課題が解決できるか、取り組…

東京都は「ものづくり」プロジェクト、国はデジタル化、ソフトバンクは問題だらけ

ここ最近「三方よし」とか「ステークホルダー資本主義」との言葉を聞くようになった。 その背景に、行き過ぎた「株主第一主義」とか「利益至上主義」があるのだろう。 昨年、米ビジネスラウンドテーブルが「株主第一主義」を捨てたからといって、そうは急に…

BLM活動に積極的なナイキのSDGsとアマゾンの対応

6月19日、1863年のこの日、エイブラハム・リンカーン大統領が奴隷解放を宣言した。米国では、この日を「Juneteenth」と呼ぶそうだ。 奴隷解放記念日のこの日、企業や自治体が、休日にしたり有給の休暇とする動きが広がっているという。 日本経済新聞によれば…

ポストコロナに向けて動き出すIKEAやGAP 国内企業はどこに向かうのか

昨日6月18日に首相の記者会見があった。コロナの感染は続いているが、会見内容からいって、ひとまず一区切りということなのであろうか。 中国で発生した新型コロナウィルスが一気に感染拡大し、パンデミックに認定され、欧米各国で信じ難い甚大な被害となっ…

コロナ禍からの脱出のために「グリーン・リカバリー(緑の回復)」

日々流れる経済関連のニュースを眺めていると気持ちが凹む。不確実性が続くといい、なかなか明るい未来が見通せない。 FRB 米連邦準備理事会のパウエル議長が公聴会で議会証言を行ったという。「米経済について、新型コロナウイルス流行が制御されていると米…

サーキュラーエコノミー、バイオファブリケーション、テクノロジーができること

米ワシントンポスト紙が、「国立公園から深海まで、どこを科学者が見てもプラスチック汚染が発生している(From national parks to the deep sea, plastic pollution is showing up wherever scientists look)」との記事を投稿した。 北極に降るマイクロプ…

企業倫理、CSRは機能しているか 新たな電通問題なのか

持続化給付金事業などで、電通への再委託や委託金額の多さが問題になっているようである。CSRやコンプライアンスが問われる時代になっても、こうした問題が出ることは憂慮すべきことなのかもしれない。政府、行政機関、大企業のガバナンスが機能していないこ…

コロナと共に生き、SDGs達成度ランキングをアップさせていくために

新型コロナの感染拡大を境にして、様々な問題が顕在化した。その中で、気になることと言えば、一向に収まらない感染拡大はもちろんのこと、経済活動への影響や米中にみる政治的対立、米国のBLM運動や香港でのデモ活動などなど。 ビフォーコロナから変化して…

コロナがいる日常 夏の野球大会を辞退する高校生 始まる都知事選挙

休止や中断となってスポーツが再開すると、また一歩、いつもと変わらぬ日常が戻ってくるのかと感じたりする。 ニュージーランドでは、ラグビーの試合が再開、2万人超える観衆が集まったという。「マスクを着けない観客は時に肩が触れ合うほど埋まり、旗を振…

気候危機と表現した「環境白書」、イノベーションにこだわる「産業技術ビジョン2020」

環境省が、令和2年版「環境白書・循環型社会白書・生物多様性白書」を発表した。 白書は、「気候変動時代における私たちの役割」として、政府、自治体、企業、個人による脱炭素型、自立分散型の社会づくりに向けた具体的な取組、及び新型コロナウイルス感染…

「自らを守る自衛の時代」へ コロナから身を守る、職場を守る

東京アラートが解除になり、休業要請の緩和措置が「ステップ3」に移行された。 まだ2桁の感染者が発生する中、経済活動が再開に向かう。人の活動がかかわるだけに、ウィルスを完全に封じ込むことはなかなか難しい。 休業要請を続けることによる経済への影響…

顧客を失ってハッピーというベゾス氏の勇気 アメリカは変わるのか

アメリカは変わり始めたのだろうか。 映画「風と共に去りぬ」が配信停止になったという。作品内の描写が偏見を含むことによるようだ。人種差別への抗議活動の影響が往年の名作にも及んできたと日本経済新聞は伝える。 www.nikkei.com NFLは、黒人プレイヤー…

石炭と「死の商人」

英BBCが、「イギリス、石炭火力発電停止から2カ月 再生可能エネルギーに押され」と報じた。石炭がまたひとつ役割を終えたと感じた。 10年前にはイギリスの電力の約4割は石炭火力によるものだった。 イギリスが今年3月にロックダウンを開始すると電力需要は急…

経団連の「チャレンジ・ゼロ」が進める脱炭素社会はパラダイムシフトのはじまりなのか 

昨年12月に東京都が「気候危機行動宣言」を発し、「東京ゼロエミッション戦略」を発表した。 この発表記者会見で、小池都知事は、その背景に、歴史的転換点「パラダイムシフト」を迎えつつあると指摘した。その例として「イーロン・マスクあたりは土管で物を…

自分のSDGsの原点なのかも アメリカで続く抗議デモで考えること

米国ミネアポリスで発生した白人警察官が黒人をうつ伏せにさせ、ひざで首を押さえつけられる動画をみて衝撃を受けた。 どうしてこんなことができてしまうのだろうかと。とても悲しかった。 宇多田ヒカルさんのTwitterが目にとまった。「アメリカの黒人の歴史…

「グレートリセット」気候変動と感染症対策

昨年12月、Time誌がグレタトゥンベリさんを「パーソンオブザイヤー」に選び、気候変動一色という感じで一年が終わった。年が明けて、スイスダボスで開催された世界経済フォーラムでも、この先のリスクとして気候変動関連が上がり、将来にわたる人類の脅威で…

ガラパゴス化したりしないだろうか、SDGsとスーパーシティ法案

スーパーシティ法案が5月27日に成立したという。地域の「困った」を最先端のJ-Techが、世界に先駆けて解決するという。 「スーパーシティ」構想は、「まるごと未来都市」の実現を、地域と事業者と国が一体となって目指す取組みだという。 「まるごと未来都市…

民間初 国際宇宙ステーションに スペースXの快挙から今学ぶこと

スペースXの宇宙船が、国際宇宙ステーション(ISS)にドッキングした。スペースXを率いるのは、あのイーロン・マスク。何事も有言実行するところがすごい。 「人口の急激、資源枯渇、食糧問題などを抱える地球の未来を考え、別の惑星にも住めるようにしてお…

影を潜める良識、暴走する正義、東京アラート発令

米国で起こっているデモの暴徒化もコロナ渦のひとつなのであろうか。惨劇といっていいのかもしれない。 SNSで拡散された事件が発端で、あっという間にデモが全米各地に広がり、一部が暴徒化し略奪を行う。大統領が発したSNSでのメッセージに反発が起き、Twit…

ナイキ動く 「Don’t Do It」で人種差別を批判

6月を迎え、だいぶ日常が戻ってきたのだろうか。ニュースで流れる学校に通う子供たちの笑顔を見るとほっとする。感染リスクを考えるとオンライン授業なのかもしれないが、今まであった風景が戻ってきてよかったと思ったりする。平穏であることが何よりも大…

ポストコロナの循環型社会 「スローファッション」と「サーキュラーエコノミー」

コロナ渦と言われる。ファッション・アパレル業界にとってはまさに災厄なのであろう。老舗アパレルのレナウンの破綻は衝撃だった。どこまで波及するのだろうか。 ビフォーコロナからアパレルサプライチェーンの不健全性、非持続性が指摘されていた。 衣服は…