2020-09-01から1ヶ月間の記事一覧
中国が、2060年までにGHG 温室効果ガス排出を実質ゼロにする脱炭素社会の実現を目指すと表明したときには少々驚いた。 家々の暖房、乱立する鉄鋼産業や石炭火力発電、二酸化炭素を多量に排出する石炭への依存が高いはず。実現できるのか? 世界一のGHGの排出…
「SX(サステナビリティ・トランスフォーメーション)」、初めて聞く言葉だった。どうやら経済産業省が作り出した言葉のようだ。 経済産業省が8月末、「サステナブルな企業価値創造に向けた対話の実質化検討会」の 中間とりまとめを公表した。その公表された…
内閣が変わり、何か雰囲気が変化し始めていないだろうか。菅首相は生活者目線に立った政策の打ち出しが得意だと日本経済新聞はいう。そうした政策の変化が影響しているのだろうか。不妊治療の保険適用はその一例なのかもしれない。 r.nikkei.com 少子化は社…
「サステナビリティ」が一気に堰を切ったように動き出す。様々なメディアで取り上げられるようになり、それぞれがそれぞれの視点から「サステナビリティ」を語る。それはそれでいいことなのかもしれない。意見の積み重ねが新たな気づきにつながったりするも…
世界各地で25日、地球温暖化対策の強化を呼びかける「気候行動の日」の活動の一環として若者たちが一斉に行動を起こしたという。 東京でも、国会議事堂前にFriday For Futureのメンバーなど多くの若者たちが集まり、「温室効果ガスの削減目標の引き上げを求…
自然環境の中に大規模人工物があると、何か違和感を感じる。目的があるにせよ、自然環境を破壊してまで、作る必要があったのだろうかと。人工物を作れば、少なからずとも生態系に影響する。自明だろうと思ってしまう。 諫早湾干拓事業と捻じ曲げられた司法判…
ここ最近の世界の変化に目を丸くする。少しばかり驚いたの国連総会の米トランプ大統領の発言だろうか。 時事通信によれば、ビデオ演説で、「中国は廃棄物の海洋投棄や他国の領海で魚の乱獲を行っている」と述べ、環境問題でも中国批判を展開したという。 共…
「ミドリムシで空を飛ぶ」と聞いたときは驚いた。何を言っているのだろうかと。だが、それがきっかけで、バイオテクノロジーに興味をもつようになった。 ダーウィンの進化論には興味があるが、生物学や化学はあまり得意ではない。「パラミロン」、何をいって…
植物由来代替肉の米ビヨンドミートが中国に工場を建設し、生産を始めるという。中国では代替肉などの植物由来の食品に対する関心が高いという。東洋経済オンラインによれば、ビヨンドミートのライバル インポッシブル・フーズも巨大市場中国への進出をもくろ…
SDGsやESGのことを調べていると、必ずといっていいほどに「○❘○❘ 」丸井の名前が出てくる。斜め読みしては、なんとなく理解したつもりでいたけど、それだけでは見えないものもある。 老舗百貨店が苦境に陥る中、丸井はとっても元気そうに見える。同じ小売りに…
「あなたは、2050年にどんな暮らしをしていたいですか?」と問いかける。林野庁職員有志によるプロジェクトで「森林 x SDGs」のコンセプトブックを作ったという。
ユニクロが、お客様とともに“服を次に生かす”「RE.UNIQLO」を始める。 「リサイクル ダウンジャケット」がこのプロジェクトの最初の商品となり11月2日(月)から発売開始となる。そして、これを機に今秋からダウン商品の回収活動をグローバルで展開する
カリフォルニア州の山火事が、米大統領選の争点になっているという。トランプ大統領は気候変動懐疑派、その大統領を民主党のバイデン氏は「気候変動による影響を認識していない」と非難する。 ロイターによれば、トランプ大統領はカリフォルニア州を訪れ、気…
スウェーデンのH&Mが新疆ウイグル産綿花を調達しないとの方針を明らかにしたという。間接的な取引関係のあった中国の染糸メーカからの調達を今後12か月をかけ段階的に減らしていくようだ。 www.afpbb.com 政治問題化する新疆ウイグル自治区での人権侵害がビ…
SDGsが提唱される遥か前の1983年、ムハマド・ユヌス氏がグラミン銀行を創設し、貧困層を対象にした比較的低金利の無担保融資マイクロクレジットを始めた。2006年には、ムハマド・ユヌス氏がノーベル平和賞を受賞し、注目が集まるようになった。そんな頃だっ…
IEA 国際エネルギー機関が、「今世紀半ばまでに世界の温室効果ガスの排出量を実質ゼロ(カーボンニュートラル)にする目標の達成は厳しい」との見解を示す報告書を公表したとロイターが伝える。 jp.reuters.com 少しばかり悲観的に聞こえる。 IEAのレポート…
旭硝子財団が「日本人の環境危機意識調査」の結果を公表した。調査の結果、近年の豪雨災害や気温上昇などの異常気象と「気候危機」への懸念が明らかになったという。日本国内の危機的な環境問題は、1位「気候変動」、2位「環境汚染」、3位「社会、経済と環境…
ソニーが変ったようだ。10日、ソニーがオンライン形式でESG/テクノロジー説明会を開催した。ESG、とりわけ環境関連を前面に出している。もちろんテクノロジーにも触れるが、その内容に少しばかり驚く。「SONYらしい」ということなのだろうか。 (資料出所:S…
インド洋の島国モーリシャス沖で座礁事故をおこした貨物船「わかしお」をチャーターした商船三井が、モーリシャスの自然環境を回復させる基金を設立すると発表した。複数年で総額10億円程度の拠出を予定だという。 モーリシャス自然環境回復基金設立へ 商船…
サンフランシスコの異様な光景をAFPが伝える。 米西部で発生した山火事で、空が濃い煙で覆われオレンジ色に染まっているという。 AFPによれば、オレゴン州の知事が、州内で少なくとも五つの町が「事実上壊滅」したとショッキングな発表をしたという。 (知事…
秋サケや秋刀魚が不漁と聞く。季節の定番が変ってしまうのだろうか。 地球温暖化によりコメの収量減や魚の分布の変化が生じ、今世紀中に国内の1次産業に深刻な影響が出ると、共同通信が伝える。 この報道にもとになっているのが、環境省の有識者会議がまとめ…
アメリカとは不思議な国だ。やはり独立心が強い国なのだろうか。気候変動に対して懐疑派が大統領だというのに、州や企業は公然と反旗を翻して、その良心を全うしようとする。もちろん、それがすべてではないが、同調圧力とは無縁な国ということなのだろうか…
台風10号が通り過ぎていった。 気象庁は鹿児島に特別警報を出す可能性があるとしていたが、予想よりいくぶん勢力が弱まったことで、発令には至らなかった。 台風9号が東シナ海を攪拌、海水温が低下していた影響もあったようだ。 そうはいっても、九州各地で…
台風10号が九州に沿うように北上、通り過ぎていく。 7月の豪雨の被災地九州に最強クラスの台風とは......自然現象だからと片付けてしまっては少々むご過ぎる気がする。 www.asahi.com 時間経過とともに被害状況も明らかになってくるのだろうか。 // 様々な変…
「グリーン・リカバリー(緑の回復)」という言葉が気になっている。 4月、IKEAやレゴなどに加え、米マイクロソフトなど欧米の大企業が参加する「グリーンリカバリー・アライアンス」が発足した。 企業が先行する形で、コロナ渦からの回復を主導する動きのよ…
人権問題は気になるテーマだ。振り返ってみれば、2010年に、アップルのアイフォンを製造するFoxconn(鴻海精密工業)中国深圳工場で自殺者が相次ぐ事件があった。2012年にはFoxconnの中国煙台工場での児童労働の問題が明るみになった。 当時、電機会社に勤め…
JR東日本の終電時間が来年春のダイヤ改正に合わせ、30分程度繰り上がるという。東京駅から100キロ圏内のほぼすべての路線が対象となるようだ。 働き方改革が進み、テレワークが増えれば利用者は減少する。3密を避けようとすれば、利用を最低限にしようとの意…
今年7月は台風の発生がひとつもなかった。1951年以降、史上初めてのことだったという。 8月に入り台風が7つ発生した。平年の8月の発生数が5.9個というので、極端に多いということはない。ただ、8号、9号と立て続けに強い勢力を維持した台風が、東シナ海を縦…
このコロナ渦と酷暑の夏を経験してみて、改めて私たちが暮らす環境の大切さを身に沁みて感じる。身に迫る危機が進行しているのに、社会の動きが緩慢に見えるとイライラすることもあったりした。 様々な業界で、3密防止やソーシャルディスタンスなどのコロナ…
いいのか悪いのか、コロナ渦が変化を促しているように見える。 進まなかった働き方改革が、一気に動き出したということなのだろうか、もうテレワークや生産性向上が当たり前のように語られるようになってきた。営業時間を短縮することがあたりまえになり、24…