Up Cycle Circular’s diary

未来はすべて次なる世代のためにある

2021-04-01から1ヶ月間の記事一覧

【ファッションと気候変動】ファッションがサステナブルになるとき。

1人あたり年平均で18着の衣服を購入し、12着の衣服を手放す。それに加えて、1年間に1回も着られていない服が1人あたり25 着もあるそうだ。 服がごみとして廃棄されると、その95%はそのまま焼却・埋め立て処分され、その量は年間で484,000トンにも及ぶ。これ…

【太陽光と分散型電源】テスラが太陽光パネルと蓄電池のセット販売を始める理由

米国も脱炭素に向けエネルギーミックスで苦慮しているのだろうか。「自然エネルギーの土地利用の問題、貯蔵の必要性、断続性の問題などから、自然エネルギーが国の主力電源になることに多くの専門家が夢物語と考えているとTechCrunchが指摘する。 広大な土地…

【サステナブルとプラクティカル】実用化なくしてカーボンニュートラルは実現しない

気がつけば、国内のコロナの累計感染者が57万人を超え、累計者数も1万人を超えている。率に置き換えれば、小さな数字になるが、 その数だけ苦しみや悲しみが存在する。気が滅入る現実だ。 問題が生じれば、解決すべき課題が浮かび上がってくる。それが社会的…

【気候変動と脱炭素】根拠なき思いつきの削減目標46%でいいのか

2030年の温室効果ガス削減目標が46%と国が発表した。国連(IPCC)が示している2030年の目標に近いという。 IPCCによれば、世界全体の二酸化炭素(CO2)排出量を2010年比で2030年に45%削減、2050年にゼロにすれば66%の確率で1.5℃の上昇にとどめられる。(引…

【活気づく脱炭素】郵便局でも太陽光発電、EV充電器も設置へ

日本郵政グループが、東京電力と戦略的提携を結び、カーボンニュートラルを推進すると発表した。 政府指針に沿い、「2030年度までに温室効果ガスの2019年度比46.2%削減を目指す」という。 郵便局に太陽光発電設備を導入し自家消費することにより購入電力量…

【気候変動サミット】「削減目標50%への挑戦」は企業など290社の声を聞入れたのか

米国が主導した「気候変動サミット」が閉幕した。各国が新たな目標を公表した。米国は2030年までの温室ガス排出削減目標を50~52%に引き上げ、中国は石炭消費量を段階的に削減する方針を明らかにし、ブラジルはアマゾンの違法森林伐採根絶に言及した。 日本は…

【ペットボトルとアルミ缶】無印がペットボトルからアルミ缶へ、追従するメーカはあるのか

「ペットボトルからアルミ缶へ」。 無印良品が、「ドリンクのパッケージをペットボトルから循環型原料であるアルミ缶へ切り替え、新たに発売」と発表した。 (写真:良品計画) 無印がペットボトル全廃、アルミ缶へ 無印良品のドリンク全12種をペットボトル…

【倫理って何だろう】ペットボトル問題とあるライターの惑い

2021年の世界の報道自由度ランキングが、国際ジャーナリスト組織「国境なき記者団」から発表された。 日本は昨年から1つ順位を落とし67位。政府の姿勢や記者クラブの制度、慣習や経済的利益によって記者が権力監視機関としての役割を十分に果たしていないと…

【SDGs技術の見える化】脱炭素、EV化の遅れを指摘されるトヨタの苦悩

日本特許情報機構がAIを活用し、公開されている特許情報からSDGs(持続可能な開発目標)との関連を推定、企業ごとに集計することで、世界初となる「SDGs 技術企業ランキング」指標の開発に成功したと発表し、SDGs技術を見える化したという。 それによれば、…

【近づく気候変動サミット】求められる野心的な温室効果ガス削減目標 その実現可能性と科学的根拠は

コロナの感染拡大が続く。遠目で見ていた変異株の脅威にさらされている。やはり慣れなのだろうか。それともワクチン接種が始まった安心感なのか。1波、2波、3波と繰り返すたびに波が大きくなった。4波はどこまで大きくなるのだろうか。 波を繰り返すたびに「…

【環境先進国へ】CCU開発とカーボンリサイクルロードマップ

変化があると漠然とした不安が生じたりするが、気候変動問題で米中が協力していく意向を示したと聞くと、少しばかり安堵できそうだ。 相手を挑発するよう言葉を慎めば、禍も少なくなるのだろう。異端を好むのではなく、まずは化石燃料からの転換が世界の目標…

【持続可能な林業】木造高層ビルを作る人、「緑の砂漠化」森を守る人

木工製品を作りたいと思い、小田原市にある工芸技術所を何度か訪ねた。木や木工に詳しかったわけではなかったが、相談に行くことで、様々な学びがあった。挽き物や木象嵌、指物など多様な木工技術や木の種類、そして、箱根・小田原地区での木工の歴史につい…

【サステナビリティはアップルの美学か】森林再生に2億ドルのRestore Fund(再生基金)開始

アップルから発表されるニュースをみるたびに、一体何の会社なのかと、不思議な気分になることがある。 Appleは15日、温室効果ガス削減の取り組みとなる2億ドルの “Restore Fund”(再生基金)を発表した。 それによれば、大気中から二酸化炭素を削減すること…

【脱プラ】スタバのアイス用プラカップが紙製へ、ストローも不要に変わる

スターバックスのアイスラテなどアイスビバレッジの多くが今日4月16日から、ストロー不要のリッドでの提供になる。また、これに合わせ、今までのプラスチックカップがFSC®認証の紙カップに変り、使い捨てプラスチックスの削減を進めるという。 (写真:スタ…

【自然エネルギーの活用】スノーピークの「カーボンフリー」なキャンプ場が始まる

登山を止めてから長い年月が経つ。また山に登りたいという気持ちはあるが、山登りで知った自然の厳しさを神聖化し過ぎて、足が遠のいているのかもしれない。山登りしていた頃の苦い経験が理由になっているのだろう。体力がまだ十分に備わっていない時期のこ…

サステナビリティの中の罪悪感とユナイテッドアローズのファッション感

悪化するコロナの状況にため息が出る。そんな中、電力会社のカルテルの疑いなど企業の不祥事も増えている。電力や薬など、生活身近なものを扱う企業の不祥事にはがっかりくる。 なぜ企業は不祥事を起こすのだろうか。悪と知りつつ手を染めしてしまうのだろう…

【SX : サステナビリティ・トランスフォーメーション】 ユニクロ、その取り組み

フランスの非政府組織NGOが、強制労働や人道に対する罪の隠匿の疑いで、「ユニクロ」のフランス法人を含む衣料、スポーツ靴大手の4社をフランスの当局に告発したと発表したと共同通信が報じた。受理されるかどうかは不明だという。 this.kiji.is それによれ…

【リサイクルとごみ回収】パンパースの紙おむつ回収プロジェクトで考える循環型経済

P&Gが紙おむつパンパースの「おむつ回収プロジェクト」を神戸市で4月中旬より始めるという。パンパース独自の「おむつ回収ボックス」を、小売店や保育施設の計8箇所に、約6か月間設置するそうだ。 P&Gによれば、将来的な「循環型経済の実現」に向け、使用済…

【デジタル戦略とアマゾン】渋沢栄一が設立した東京商工会議所にAmazonが入会したワケ

19.4兆円の巨大な市場、EC市場規模が拡大を続け、2019年の扱い量がそこまでになった。コロナ禍の影響で、今後さらに成長することが見込まれているという。 キャッシュレス決済もコロナの影響で急拡大する。それでも、まだ「デジタル化」の進展には遅れがある…

【地方移住とワーケーション】コロナ苦境のANAとJTBが仕掛ける地域の課題解決 

地方移住、国が進める地方創生がコロナ渦で違った形で実現する方向に進んでいるのだろうか。 コロナで深刻な業績不振にあえぐANAが地方創生事業に乗り出し、「ANAあきんど」という子会社を社内変更して発足させた。 ANAによれば、「地域でともに暮らすANAグ…

【SDGs:地政学と危機管理】利用されるH&Mの苦悩、ユニクロのかしこい選択

H&Mの綿花調達の問題がベトナムに波及しているという。中国で起きた不買運動がベトナムに飛び火した。しかし、理由は中国と異なるようだ。 H&Mの苦悩 ベトナムへ飛び火 VIET JOによれば、H&Mのサイトの掲載された地図が、南シナ海全域が中国の領土のようにが…

【SDGsと義務】SDGsが社会的責務を超える ~ネットフリックスがカーボンニュートラルを宣言

「流行りのSDGs」、企業説明会に参加した就活生が、担当社員のその発言に疑問を感じるという。 教育現場では、学習指導要領が変わり「持続可能な社会の創り手の育成」が明記され、教科書でも「SDGs」が取りあげられているという。サスティナビリティ活動をす…

【循環型社会】サステナブルな素材「RENU」が目指す廃棄物を出さない社会

災いがあると社会が変わることがあるという。 気候変動やSGDsの大きなうねり、コロナ渦というこの難しいときに、ユニクロが大きく飛躍している。昔ながらのアパレルは度重なるリストラを繰り返すが、飛躍のきっかけをつかめずにいるようだ。小手先の構造改革…

【循環型経済】プラモデルがケミカルリサイクルへ 「ガンプラリサイクルプロジェクト」始動 

不要となったモノを廃棄すればごみになる。そのごみを処分するのに、燃やしたり、埋立したり、そんなことにお金をかけることはもったいないと感じずにはいられない。もし不要となったモノにまだ利用価値があるならなおさらのことだ。 ごみが資源になれば、そ…

【本気のサスティナビリティ】伊藤忠商事社長が新入社員に贈る言葉とは

4月を迎え、企業は新体制に移行し、今週には学校の新学期も始まる。 先週見た伊藤忠商事の入社式が気になっていた。本社正面玄関に、約300本の満開の吉野桜を飾り、レッドカーペットを敷き、出社した新人を岡藤会長と石井社長が拍手で出迎えたという。さらに…

【知られざる深海プラごみの実態】房総半島沖6000m付近で大量プラごみ発見 = JAMSTEC

「深海底に沈むプラスチックごみの実態はほとんど知られていない」と、JAMSTEC 国立研究開発法人海洋研究開発機構はいう。 深海ごみの実態は研究例が少なく、特に、大深度の海底におけるプラごみの情報は世界的にみても極めて乏しく、実態の解明が急務となっ…

【サステナブル】アップルが建設する巨大電力貯蔵施設を、テスラが蓄電システムで支える

Appleが、電力貯蔵施設「California Flats」を建設中だという。アップルによれば、この施設は240メガワット時のエネルギー貯蔵能力があり、7,000世帯以上に供給する1日分の電力量になるという。 (写真:アップル) ロイターによれば、この電力貯蔵施設に設…

【規格と基準、コンプライアンス】オーストラリアは生分解性プラを廃止するのか

「生分解性プラも段階的廃止へ。オーストラリアの国家戦略」と題したIdeas for Goodの記事が気になる。 何でもかんでも、生分解性プラにすべきとは思わないが、生分解性を必要とするプラスチックスは存在する。それなのに段階的に廃止する必要があるのであろ…

【サスティナビリティを支える黒衣】 ユニクロを支える素材メーカ東レの存在

モノづくり、素材に付加価値を加えて、利用できるモノに変換していくこと。究極的に言ってしまえば、そういうことなのかもしれない。そういうと、素材は重要な要素になり、素材選びがもっと重要視されるべきことなのかもしれない。 ”【ユニクロ×東レ】モノづ…