Up Cycle Circular’s diary

未来はすべて次なる世代のためにある

2021-06-01から1ヶ月間の記事一覧

【沸騰するESG】ESGバブルと名ばかりのESG投信

SDGsやESGが一般化してきたのでしょうか。それに呼応するかのように、「名ばかり」「ウォッシュ」、そんな言葉も頻繁に聞くようになってきました。 ロイターによると、「ESG投資信託」について、金融庁が今夏にも実態把握に乗り出すといいます。投資信託を管…

【SDGs社会の矛盾】続く不祥事、マッチングサイトの憂鬱

ベビーシッターのマッチングサイト「キッズライン」に登録しているシッターが利用者宅で窃盗事件を起こしていたといいます。 キッズラインの登録シッターの事件が絶えません。昨年、利用者への強制わいせつなどの疑いで相次いで逮捕された事件がありました。…

【財閥系商社と気候変動】脱炭素は商社の重石なのか

明治の時代の始まりとともに急速に力をつけた業種に商社があったのでしょうか。時代は違いますが、何か近い雰囲気もあるのではないかと思ったりもします。それまでの社会体制が崩壊し、新たな社会が誕生したのが明治ではなかったでしょうか。それまでの価値…

【気候危機】脱炭素を進めても、失われる自然はある

毎年この時期になると、亡くなった父の山形の実家からさくらんぼが届きます。その年のできの良い品種が届くので、たいへん美味しくいただくことができます。今年はあまり出来がよくなく、また不作だったとの連絡がありました。 朝日新聞が「今年は1996年以来…

【脱炭素はビジネスチャンスか】北欧ボルボが挑戦する「水素還元鉄」、早くも26年に実用化か

「脱炭素」をテーマにした記事を多く見かけるようになりました。それだけ、関心が高まっているということなのでしょう。 「カーボンニュートラルで問われる自動車メーカーのコスト意識、CO2削減コストは誰の負担か サプライヤー巻き込んだ取り組み不可欠」と…

【気候変動に立ち向う】脱炭素を目指す「コラボレーション」、アディダスとオールバーズの事例他

国連のIPCC(気候変動に関する政府間パネル)の報告書が来年2022年2月に公開予定といいます。その草稿をAFPが独自に入手、その内容を伝えています。 「最悪の事態はまだこれからだ。われわれの子どもや孫の生活への影響は、現在われわれが受けているものを大…

【脱炭素とバイオエコノミー】再エネ、水素といわれる中、デンソーは「藻」を研究

IEA国際エネルギー機関(IEA)が、「2050年までに二酸化炭素(CO2)排出量を実質ゼロにするための工程表」をまとめたそうです。この特別報告書が5月に公表され、その内容を日本経済新聞が解説しています。 www.nikkei.com IEAは再生可能エネルギーの導入拡大…

【ネットポジティブへ】スタバがこの秋に始める「カップのシェアリング」サービス

「ポスト・サスティナブルの世界」との言葉が気になります。 「サステナビリティ」という言葉が広く一般にも知られるようになった、しかし、環境破壊が加速する昨今、この「サステナビリティ」という考えだけでは、問題の悪化を食い止めることができず、持続…

【遅れるエネルギー基本計画】進む気候変動と顕在化する電力不足

異常気象が発生しても驚かなくなるほど怖いことはないのかもしれません。相変わらず、今年も世界各地で異常気象が観測されているようです。 米カリフォルニアでは主要な貯水池における水位の低下によって、今夏、水力発電所を史上初めて閉鎖する事態に陥る可…

【気候変動の対策強化を求める株主提案】それを拒絶する企業たち その理由は

株主総会で、気候変動への対策強化を求める株主提案の動きが広がっているという。 JIJI.COMによれば、電力会社以外で昨年1件だった株主提案が、今年は金融や商社などに対し出されているそうだ。招集通知に気候変動や社会課題への対応状況を掲載する企業も増…

【急がれる飛行機の低炭素化】国産バイオジェット燃料が空を飛んだ日

JALとANAが6月17日、国産バイオジェット燃料を国内定期便で使用したという。 JALによれば、国産の持続可能な航空燃料「SAF」(Sustainable Aviation Fuel)が品質検査に合格したことで、今回、実際の運航で使用することになったそうだ。 (写真:日本航空) …

【日銀が意識し始めた気候変動】ESG投資指標に「無印」の良品計画が初めて選出される

知らないと損するかもしれない、ESG投資とは。日銀が気候変動を意識し始め、「無印」の良品計画がESG投資指標に初めて選出されるようになっている。

【サステナブルを信用できない】はびこる悪い事例、目につかない善い事例

「誰もがサステナビリティに取り組むべきだ」と86%の人がそんなことを感じているという。「環境保護に貢献したい意欲はあるものの、情報や認知度の不足によって行動に結び付けられていない状況が鮮明となった」とWWD Japanがいう。 www.wwdjapan.com 消費者…

【進む再エネの技術開発と事業化】その陰で太陽光発電事業者の逮捕劇、SDGsの悪用なのか

産業技術総合研究所とトヨタ自動車 未来創生センターが、CIS系太陽電池ミニモジュールを共同で開発、世界最高となる光電変換効率18.6%を達成したという。 CIS系太陽電池の軽量かつフレキシブルな特性を活かし、従来製品では導入が困難だった場所への設置が…

【持続可能な森林】都市にも「第2の森林」を ~林野庁が「森林・林業基本計画」を公表

林野庁が「森林・林業基本計画」を公表した。 2050年のカーボンニュートラルの達成に向け、温室効果ガスの排出削減への取り組みが始まっている。しかし、どんなに排出量の削減に努めても、排出が「ゼロ」になることはないのだろう。その不可避に排出された二…

【トヨタのカーボンニュートラルとは】ワクワクしながら進める脱炭素、目標は2035年の達成

トヨタが、「2035年には工場がカーボンニュートラルとなるという目標」を公表した。メディア関係者向け「ものづくり」の説明会を6月11日にオンラインで開催し、その中で説明があったという。 これまでトヨタは、2050年のカーボンニュートラル達成を目標とし…

【サステナブルな紙素材】SONYらしい新たなパッケージ「オリジナルブレンドマテリアル」

ソニー、言わずと知れた日本を代表する電機メーカ。昨年の利益が1兆円を超え、長く続いた不調から立ち直ったようだ。そのソニーからの発信情報に目がとまるようになった。 昨年、EV電気自動車を開発していると聞いては驚き、ここ最近では、世界的な半導体不…

【SDGsと性悪説】道徳なき社会に、ナッジ理論で作るごみ箱

神戸市とP&G プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパンが、包括連携協定を締結すると発表した。P&Gによれば、コーポレート・シチズンシップ活動に基づく密接な連携により、より良い社会の実現にむけて活動するという。 www.city.kobe.lg.jp その活動のひと…

【逃れられない脱炭素 トランザクション・ファイナンス】トヨタはカーボンニュートラルを15年前倒しへ

世界の石油消費が2022年下期に日量1億バレル超、つまり、コロナ危機前の水準を回復するとIEA 国際エネルギー機関が予測しているという。先進国の新型コロナ感染拡大が収束することが理由のようだ。 コロナ禍による社会の変化の結果として石油需要は既にピー…

【脱炭素はビジネス機会】サービス開発が進む一方で、家庭用蓄電池の勧誘トラブルが増加

東京ガスが、VPP 仮想発電所バーチャルパワープラントの実証を始めたという。東京ガスによれば、全国で最大3,000台規模の家庭用燃料電池「エネファーム」と、首都圏で最大10台規模の家庭用蓄電池を対象に、直接通信による「群制御(※1)」するシステムの技術…

【大豆由来の代替卵と脱炭素】キユーピのタマゴにかける情熱~認知症予防の研究も

マヨネーズのキユーピーが「代替卵」の販売を始めるという。「ほぼたま」との商品名になるそうだ。原料は大豆。独自技術で卵の風味や食感を再現したそうだ。 www.nikkei.com 日本経済新聞によれば、まず業務用としてホテルや飲食店に販売するという。価格は…

【脱炭素とファッション、代替肉】生活様式のリデザイン(再設計)とは ~環境白書

まだ梅雨入り前だというのに、関東地方では真夏日が続きそうだ。この季節になると天気予報を聞いては一喜一憂する。暑い夏と聞くと未来を憂いたりする。 気候変動のことをあまり気にかけたくないのが本音だが、そういう訳にもいかないのだろう。 「環境白書…

【地方移住とSDGs】サービス業偏重の産業構造のままでいいのだろうか

地方移住、国も積極的に推進してきた政策だが、コロナ渦で関心が高まっている。 共同通信によれば、国の2021年「まち・ひと・しごと創生基本方針」案がまとまり、テレワークを通じて地方への移住や企業誘致に取り組む自治体を、24年度末までに千に増やす目標…

【生物多様性と脱炭素】新たな地質時代「新人世」はもう始まったのだろうか

「人新世」という言葉がある。この言葉を用いた時代を、正式な「地質時代」にするかどうかの議論が進んでいるという。 現代は、「顕生代 新生代第四紀 完新世」と呼ばれ、人類の時代。 朝日新聞によれば、「人新世」を新たな地質時代とするには、その始まり…

【脱炭素で苦境の太陽光発電】大型倒産が相次ぐ予想とその理由

電力のまったくない土地に、一から電力インフラを構築しようとしたら、どんな仕組みを作るのだろうか。化石燃料が豊富に産出される地域でなければ、わざわざそれを輸入し、活用しようなんて考えないのだろう。まして、最近では、世界のほとんどの国や地域で…

【世界環境デーとエネルギー白書】ユーグレナのバイオジェット燃料が空を飛んだ日

「ミドリムシで空を飛ぶ」がまた一歩実現に近づいたようだ。ユーグレナによれば、ミドリムシ由来の油脂から作られたバイオジェット燃料での初フライトが実現した。 (写真:ユーグレナ) 羽田空港から飛び立ち、2時間30分程度飛行したとそうだ。ユーグレナの…

【トレーサビリティとエシカル消費】AIが浪費を警鐘、「人工ハート」がモラルを教える日

トレーサビリティ、電機会社で調達の仕事をしていたときには、品質保証部からよくこの言葉を聞かされた。出荷した製品がどのような履歴を作られたか、それをどこまで追えるか。製品を作る工場はもちろんのこと、その製品に使われる部品はどのように作られ管…

【この夏の猛暑予想】加速するか脱炭素、地域マイクログリッド 小田原でスタート

今年の夏もまた猛暑になるのだろうか。「広範囲で平年並か平年よりやや高く、全国的に暑い夏になりそうです」とウェザーニュースが夏の暑さの見通しを発表した。 それによれば、早めに梅雨が明ける地域が多く、昨年や平年よりも暑い期間が長くなる予想だとい…

【明るい兆しなのか】オーガニック 有機農業と映画産業

食料品価格が値上げされると聞くと気になる。その理由が異常気象の影響と聞けば、なおさらだ。食糧危機といわれている。遠い世界での出来事と思えば、それを身近に感じることはあまりない。ただ、この先、異常気象が常態化すれば、どうなるのだろうかと考え…

【危機に求められる合理性と信念】ワクチン接種の優先順位はどうなるか、温室効果ガス削減目標は実現できるか

今日からまた緊急事態宣言の延長期間に入った。全体としては減少傾向のようだが、沖縄のようにまだ厳しい状況が続く地域もある。期待のワクチン接種も医療従事者から始まり、高齢者の接種も始まった。それらが軌道に乗れば、次の検討が始まる。 国が、大学や…