Up Cycle Circular’s diary

未来はすべて次なる世代のためにある

地球温暖化_自然破壊_脱炭素

燃料価格の高騰に、電力需給の逼迫、このエネルギー危機は誰が解決するのか

エネルギー危機なのだろうと、意識せざるを得ない。遠い国での戦火は鳴りやまず、長期化しそうである。経済制裁は続き、一時的にせよ、燃料の供給量が減ずることで価格高騰も続くことになるのだろうか。 脱炭素の余波で、火力発電所は更新されずに電力需給の…

再エネの進化、日本は競争力をとり戻すことができるのだろうか

総合商社が手のひら返しのように、再生可能エネルギーに精を出すようになった。三井物産が、インドの最大手の再生可能エネルギー事業者 ReNew Power Private Limitedが推進する大型再生可能エネルギー事業の開発に参画するという。 インド国内に風力発電所 3…

サブスク疲れか、ネットフリックス解約急増、でも家庭での脱炭素推進にはサブスクか

GW ゴールデンウイークが近づいてきました。久々の行動制限なしです。感染拡大に注意は必要ですが、明るい気分になります。 サブスク疲れとの言葉を聞くようになりました。コロナ渦の中、様々なサブスクリプションサービスが立ち上がり、その利用が増えたか…

アースデイ、自然の成り立ちからビジネスを見つめ直してみるひととき

アースデイ、地球環境保護のため、毎年恒例で、世界中で様々なイベントが開催される。2022年の公式テーマは、「Invest In Our Planet(私たちの惑星に投資を)」。東京でも、「アースデイ東京」が2001年から始まり、毎年代々木公園でイベントが開催されてい…

もっと賢く、無駄使いに気づけば

資産形成のコツは、無断支出を止めて、その分を投資に回すべきと、厚切りジェイソンさんが言っているそうだ。正論なのかもしれない。個人ばかりでなく、国も企業にも共通していえることではなかろうか。 欧米では景気が回復に向かいインフレが進み、金融を引…

重視すべきは脱炭素ではないか、エネルギーが高騰するからこそ脱化石燃料

エネルギー価格が高騰を続けている。経済制裁の影響もあって不透明感が否めない。政府は経済対策を銘打って、また税金を投入する。根本対策になるのだろうか。それとも経済制裁は長期化せずに解除が可能になるとでも考えているのだろうか。 脱炭素が進めば、…

温室効果ガス排出量が7年連続で減少しても、エネルギー価格の高騰は続く

歴史に「もしも」はないというが、もっと早くから脱炭素政策を進めていれば、今、エネルギーのことで、こんなに右往左往することもなかったのだろうかと思ってしまう。 エネルギー高騰と苦しい大手電力の懐事情 緊迫化する国際情勢で、エネルギー価格が高騰…

円安、値上げラッシュ、拡大し始めた太陽光PPAはこうした苦境の一助になるか

値上げラッシュが続きそうで辟易する。ウクライナ危機は長く続きそうで、資源や食糧の供給力低下が懸念される。需要過多になれば、引き続き物価高騰が続くことになる。それに加えて、円安も止まりそうにもない。昨日の黒田日銀総裁の発言を受け、一時126円ま…

翌日配送という非効率性、メルカリも「ゆっくり宅配」が選択できるようになるか

利便性ばかりを追求してきたことに変化がおきるのだろうか。メルカリが数日遅い配達を選べば送料を安くする「ゆっくり宅配」に乗り出すという。 メルカリあえて「ゆっくり宅配」 送料安く物流に優しく: 日本経済新聞 「翌日配送」、利便性の代表格だったのだ…

春の好天で再エネは出力制御に、一方で高騰する電力、求められる脱ロシアに脱化石燃料

四国電力が、太陽光など再生可能エネルギーの受け入れを一時的に止める「出力制御」をしたという。出力制御は四国電力にとって初めてのことで、九州電力に続いて全国2例目となったそうだ。 好天で太陽光発電量が増える一方、企業の休みとなる週末のため電力…

揺れる優先順位、ロシアへの制裁と気候変動対策

ロシア軍が去ったキーウ近郊の街には残虐行為の爪痕が残っていた。鉄くずと化した戦車が残り、路上には多くの屍が見つかったという。一斉に欧州各国が批判の声をあげる。脱ロシアが加速するのだろうか。 ロシア産天然ガスを禁輸にするバルト三国 バルト三国…

急騰するテスラのEV、ロシアの戦争の影響による資源高騰は回避できるのか

米テスラのEV電気自動車の価格が高騰を続けているという。日本経済新聞によれば、小型EV「モデル3」の最廉価グレードの価格が21年以降、小刻みに引き上げていることが分かったという。 テスラ襲う資源高 「モデル3」値上げ幅、1年で120万円: 日本経済新聞 21…

値上げの春、ウクライナ危機、エネルギーの地産地消、循環型地域を目指す那須塩原の新電力

4月新年度を迎えれば、気持ちも新たにと思うものだが、今年は少しばかり重苦しさがあるのではなかろうか。今年の4月はさまざまなモノやサービスが値上げとなっている。 物価が上昇する中で景気が後退するスタグフレーションのリスクが顕在化しつつあるとブル…

苦境の新電力、求められる脱炭素、FIP制度活用は新たな収益になるのか

新電力の倒産が急増しているそうだ。帝国データバンクによると、2021年度の倒産件数が14件と、昨年の7倍になっているという。新電力約700社のうち、約4%に当たる31社が過去1年間で倒産や廃業、事業撤退などを行ったことが分かったそうだ。 新電力の倒産、過…

危機は危機を招く、ウクライナ危機の次は食糧危機なのか

小麦や食用油など原材料の価格高騰が続いている。企業のコスト低減努力だけでは、それら吸収できなくなったと、相次いで様々な物品が値上げとなっている。これにウクライナ危機や円安の影響が加わったら、天井知らずに物価が上昇しそうで不安を感じる。 そん…

長引きそうな戦争、高まる地政学リスク、続きそうな物価高騰

ロシアでのインフレ懸念が高まり、既に始まった物価上昇と一部商品の品薄を受けて、ロシア国民は買いだめに走っているという。ロシア政府は、生活必需品はまだ豊富にあると毎日のように説明するが、そうした言葉は伝わっていないという。 ロシア市民はパニッ…

【経済制裁とESG投資】人道危機をもたらすロシアで事業を行うことは正当な行為なのだろうか

ロシアによるウクライナでの戦争で、多くの人命が失われている。人道危機であり、人権侵害も甚だしい。西側諸国はロシアに大規模な経済制裁を続けている。 冷戦終結後の世界ではグローバル化が進み、その上に様々な秩序が作られていった。今、そうしたものが…

 初の電力需給逼迫警報発令、高まる大規模停電の可能性、感じる日本の劣化

初の電力需給逼迫警報が東京電力と東北電力管内に発令されている。現実に、電力需給は逼迫、東電管内では午前10時台に、供給力に対する電気使用量の割合である電力使用率が100%を超えたという。 東電管内の電力使用率100%突破、綱渡りの状況続く…東北電…

安全神話が崩壊した原発事故から11年、ウクライナ危機で明らかになった新たな原発のリスク

史上最悪の原発事故と言われたチェルノブイリ原発がロシア軍に占拠され、外部電力が絶たれたと聞くと、11年前の福島のことを思い出さずにはいられない。危険性は低いというが、無法者の管理下といえば、嫌な想像もしてしまう。 ロシアのエネルギー省が、電力…

エネルギー高騰と脱炭素、もう想定外はない、あらわになった原発リスク

早期の解決が望まれる問題ほど、その解決には時間がかかるものだろう。 欧米が改めて決意を一にしたのだろうか。 ロシアにさらなる代償を、米英独仏首脳が決意確認 | ロイター バイデン米大統領が、英独仏の首脳とビデオ会談し、「ロシアの挑発を受けたもの…

【気候変動対策とロシア】ロシア産天然ガス抜きで脱炭素は進んでいくのだろうか

ヨーロッパ、元々国同士で対立し、歴史上、戦争が多い地域とされる。2度の大戦を起こし、「二度と戦争を起こさない」という強い決意のもと、欧州の統合を進めてきた。しかし、その高い理念もまだ欧州全域には行き届ていない。欧州の東の片隅で、また戦争が起…

深刻な「円」の実力低下、このままで日本は「持続可能な社会」を実現できるのだろうか

円の真の実力が低下し続けているという。国際決済銀行(BIS)が発表した1月の実質実効為替レート(2010年=100)は67.55と1972年以来の低水準となったそうだ。 円の実力50年ぶり低さ 実質実効値、円安進み購買力低下: 日本経済新聞 日本経済新聞によれば、実…

改めて学ぶ森の役割、木の価値、住友林業が森林ファンドを始まる理由

大手住宅メーカーの住友林業が、 長期ビジョンと中期経営計画を公表した。 この長期ビジョンの発表の席上、光吉社長は「森林は生物多様性など、さまざまな価値があり、二酸化炭素の吸収を手始めとして、森林が供給する価値をより多くの人に知っていただきた…

再エネで変わる風景、低価格化のメリットもある太陽光の「自家消費」に乗り遅れるな

青森県が風力発電の2020年度の実績で、前年度首位の北海道を上回り、4年ぶりに全国トップへ返り咲いたという。発電量は14億4905万キロワット時に到達しているそうだ。 空をふさぐ巨大風車 青森県陸奥湾沿い 風景、次第に変容|エネルギー,経済・産業・雇用|…

再生可能エネルギーの低価格は進むか、三菱商事が仕掛けた洋上風力の価格破壊

再生可能エネルギーの価格が低下し、その恩恵をみなが享受できるようになる。それがこの先の脱炭素社会を思えば、理想的なことなのだろう。 日本の再エネ価格は高く、脱炭素への障壁と言われ、競争力維持に悪影響を及ぼすことが指摘されていた。政策的な問題…

循環型経済に向け動き出した様々な共創プロジェクト

サーマルリサイクル施設や廃家電リサイクル施設を運営していた1999年設立の京都の産廃処理業者が倒産したという。 倒産速報 | 株式会社 帝国データバンク[TDB] 食品廃棄物や紙くずなどの固形有機物をメタン発酵によりバイオガス化するバイオリサイクル施設を…

なぜ九州電力は「カーボンマイナス」を目指すのか

多少偏見はあるのだろうが、大手電力会社に対する不信がある。 事情があることは理解するが、足元では電力料金は上がり続けるし、原発への不信は未だに拭えず、石炭火力に固執し続け、気候変動対策は進んでいるのだろうかと疑い目の持ちたくなる。 そんな疑…

便利さを求めることはいつまでも続くことなのだろうか

なにごとにおいても「ロスを減らす」ということも無意識に心がけていたのだと、最近つくづくそう感じるようになった。サスティナビリティに関心をもったからということではなく、どちらかと言えば、関心をもったことで、自分の生活習慣を意識するようになっ…

10円を切る太陽光の買取価格、価格競争力を持たない再エネ開発業者はどうなるか

再生可能エネルギーのFIT 固定価格買い取り制度での買い取り価格を協議する経済産業省の調達価格等算定委員会が開催され、2023年度の再エネ電源別の買い取り価格案が大筋で了承され、3月末までに正式決定となるそうだ。 太陽光買い取り9.5円、事業用23年度案…

再エネ企業が風力発電公募で落選し、ガス会社が風力発電の低コスト化を進める不思議

トンガの大規模噴火の後、「トンガの噴煙で温暖化が一気に解決?」というような書き込みがSNS上にあったそうです。 トンガ噴火の気候への影響 専門家「限定的とみられる」 | NHKニュース NHKによれば、火山噴火によって放出される二酸化硫黄は大気中で酸化し…