Up Cycle Circular’s diary

未来はすべて次なる世代のためにある

循環型経済_サーキュラーエコノミー

国が推進し始めた「循環経済」 サーキュラーエコノミーを追う

1か月ほど前のこと、経済産業省がサーキュラーエコノミーにかかわる「循環経済ビジョン2020」を公表した。2018年7月からの長きにわたっての調査を経て、ようやくビジョンにまとまったということなのだろうか。 循環経済ビジョン2020(経済産業省) 経産省は…

サーキュラーエコノミー、バイオファブリケーション、テクノロジーができること

米ワシントンポスト紙が、「国立公園から深海まで、どこを科学者が見てもプラスチック汚染が発生している(From national parks to the deep sea, plastic pollution is showing up wherever scientists look)」との記事を投稿した。 北極に降るマイクロプ…

ガラパゴス化したりしないだろうか、SDGsとスーパーシティ法案

スーパーシティ法案が5月27日に成立したという。地域の「困った」を最先端のJ-Techが、世界に先駆けて解決するという。 「スーパーシティ」構想は、「まるごと未来都市」の実現を、地域と事業者と国が一体となって目指す取組みだという。 「まるごと未来都市…

ポストコロナの循環型社会 「スローファッション」と「サーキュラーエコノミー」

コロナ渦と言われる。ファッション・アパレル業界にとってはまさに災厄なのであろう。老舗アパレルのレナウンの破綻は衝撃だった。どこまで波及するのだろうか。 ビフォーコロナからアパレルサプライチェーンの不健全性、非持続性が指摘されていた。 衣服は…

コロナで変わる世界 SDGs 「行動の10年」の障壁になっているのか

コロナに翻弄されながらも日々の営みがある。遠く離れた友の消息をFacebookで知る。そうした投稿を見て安心したり、互いの無事を知らせ合ったりする。今はネットの中のつながりに感謝する。 商社に勤める友は1か月以上続く在宅勤務を嘆きながら、異動になっ…

【ペットボトル】多国籍企業の苦悩 日本コカ・コーラからラベルレスペットボトルが登場 

日本コカ・コーラが、ペットボトルにラベルをはらない「い・ろ・は・す 天然水 ラベルレス」の販売を始めると発表した。 ラベルレス「い・ろ・は・す 天然水」登場 アフリカ プラスチックス汚染 最前線 プラスチックス汚染を止めるために コカ・コーラは「廃棄物ゼ…

【循環型社会】100年使える素材をムダにしない 競争から共創へ

誰でも、得手不得手はあるだろう。「アニマルウェルフェア(動物福祉)」については賛成だが、あまり得意ではない。想像してしまうと、胸が痛むので、ついつい避けてしまう。 アフリカのサバンナを思い、「自然界の掟」、必要最小限にむだなくを心がけようと思…

静かに動き出す「ケミカルリサイクル」 プラ原料を作る化学メーカーの苦悩

長くプラスチックスに携わる仕事をしていた。 今話題になっている使い捨て容器に使われるプラスチックスではなく、家電などに使われているプラスチックスだったが、その原料はどちらも石油。油田で採取される原油を蒸留分離して得られるナフサを原料にする場…

ナイキの新たなシューズ「スペースヒッピー」は脱石油を本気に目指すのか

石油価格が下落している。中国での需要減に加え、サウジアラビアの増産決定が影響しているようだ。 石油需要の減少は地球温暖化にとってはプラスであるはずだが、まだまだ世界経済は石油に依存しているのだろうか、価格低迷による経済への波及を危惧する声が…

産業廃棄物で埋もれた島を自然豊かな島へ 瀬戸内豊島の奇跡

瀬戸内海に豊島という島がある。豊かな島と書いて、「てしま」と呼ぶ。この島には、かつて大量の産業廃棄物の違法投棄されたという歴史がある。 豊島での産廃処理の歴史 社会を動かすきっかけに 豊島のごみ問題が循環型社会を目指すきっかけに となりの島 直…

ゼロ・ウェイスト 父の月命日に思うこと

2003年、徳島 上勝町が「ゼロ・ウェイスト宣言」した。今年2020年までに「ごみゼロ」を目標に活動を続けてきた。まだ目標には達していないが、80%を資源化できたという。 上勝町にある「ゼロ・ウェイストアカデミー」の理事長坂野晶氏が語る「上勝町の今を」…

【SDGs】サステナビリティとは何か サブスクが変えていく消費のカタチ

商品が購入され、消費者の手に渡り、「もう要らない」と判断されると、その瞬間に「ごみ」になる。そして、そのごみの処理は本人に託されている。2次利用のため、フリマで売ったりすることもできるし、ごみとして出すこともできる。 ごみ処理が不要となるモ…

【ペットボトル】コカ・コーラが調査した海洋ごみ発生メカニズム

なぜ、海洋プラスチックスは発生するのだろうか 海洋ごみの7~8割は陸由来であり、その多くは河川から流出するといわれる。 その原因解明のために、日本コカ・コーラと日本財団が共同で調査を行った。 海洋ごみの発生メカニズムを解明し、企業や自治体による…

【フードロス】三方よし 売れ残りのフードシェアサービス

お料理を作ると、誰かを笑顔にできたり、その食卓を囲むことで団欒の時間が生まれたりする。食は、体を維持するだけでなく、そんな幸福な時間を私たちに与えてくれる。 その一方で、フードロスの問題があったり、飢餓という問題もある。そう思うと、もっと食…

【プラごみの現在地】あのワタミが始めた弁当容器の「ケミカルリサイクル」

90万トン、膨大な量の廃プラがまだ輸出されている。 昨年日本から輸出された廃プラの量をJETRO日本貿易振興会が公表した。2014年以降減少を続け、2004年以来100万トンを切ったというが、アメリカの廃プラ輸出量が減ったことで、世界最大の廃プラ輸出国になっ…

活性炭よりスゴイ、ソニーの天然新素材「トリポーラス」が実現するサーキュラーエコノミー

久々に腰を抜かすほどの驚きだった。 ソニーが自社開発した天然新素材「トリポーラス」をライセンス供与するという。 驚き満載のソニーの新商品だ。EV発表にもたまげたがそれ以上かもしれない。 水や空気を磨く新素材Triporous™(トリポーラス™)【ソニー公…

【海洋プラスチック】対馬に漂着する海洋プラスチックが再生ポリエステルに

国境の島、長崎県対馬。韓国まで50Km、美しい海が広がるという。天候がよければ、韓国第2の都市、釜山の夜景を見ることができるという。 対馬の海岸にたどり着く海洋プラスチックス 清掃しても半年で再びごみがあふれかえる海岸 対馬に漂着するごみは中国や…

ごみ箱からリサイクルボックスへ もっと増やして欲しい街中のリサイクルボックス

海外赴任から戻ってきたときに、いくつか「えっ」と思うことがあった。ひとつが道路わきにポイ捨てされているごみの多さ、もうひとつは、街中のごみ箱の少なさ。帰任した当時は、「ごみ箱も少ないしポイ捨てする人がいるんだろうな」、「人手不足、担い手不…

海洋プラを「お金」に! 環境保護団体が進める海洋プラ対策と企業の係わり

2050年には、海洋中に存在するプラスチックの量が魚の量を超過するとの試算結果がある。IBMによれば、世界中の海にプラスチックが1.5億トンもあり、年間800万トンのペースで増え続けているという。驚くことに、「世界中に放置されたプラスチックをすべて回収…

脱プラ それでもコカ・コーラはペットボトルを止めない

「プラスチックボトルを廃止しない」 という米コカ・コーラの方針をBBCが報じた。 依然として消費者からの需要があることが理由だと伝える。 コカ・コーラのベア・ペレス最高持続可能性(サステナビリティ)責任者(CSO)は、消費者の間では、何度もふたを閉…

サステナビリティを考える 「サーキュラー・エコノミー」

ある英国人女性が単独・無寄港でヨット世界一周航海を始めた。無寄港で世界一周するには、最初に積み込んだ分の食料など生活必需品で過ごすしかない。この航海で、彼女はあるひらめきを得たという。 「私たちは限りある資源に完全に依存している」 彼女の名…

米スタバ 新たなサステナビリティ・コミットメントを発表

米スターバックスが、新たなサステナビリティについてのコミットメント「Starbucks new sustainability commitment」を発表した。スターバックスの創立50周年となる2021年3月までに正式に目標を発表する予定だという。今回はそれに向けた5つの環境戦略と公式…

廃棄物ゼロを目指す! エアークローゼットが進めるサーキュラーエコノミー

サブスクが拡大を続け、利用できるサービスが増えている。GetNaviWebはサブスクを『ユーザーはモノやサービスの利用に応じて代金を支払うので、"所有"ではなく、"利用する権利"を持つ』と定義する。サブスクも第3世代に突入、IoTやAIを活用した「スマートサ…

行き場がなくなる廃プラ 千葉で起きた廃プラ長期放置問題の裏側

廃プラなど産業廃棄物を千葉県木更津市の山林に放置した廃品回収業者が逮捕された。中国の廃棄物輸入規制によって受入れ先がなくなったとの見方だ。輸出先のなくなった廃プラが国内に滞留し始めていそうだ。緊急の対応が求められている。

ポストオリンピック 社会のカタチは?

オリパライヤーがやってきた。7月、オリンピックで幕が開け、その後のパラリンピックと楽しみの多い年だ。末尾が「0」と切りのいい年ということもあるのだろうか、メディア各社の報道内容が変化してきたと思ったりする。日本経済新聞が「逆境の資本主義」と…

脱プラ 生分解性のレジ袋について考察してみた

テレビ東京「ガイヤの夜明け」で紹介された植物由来の生分解性プラスチックのレジ袋が一時話題になった。海洋でも生分解性があるという。レジ袋を無くしていこうとの機運が高まる中にあって、疑問を感じた。このレジ袋を「必要なのか」「ごみ処理」「食料事…

リチウムイオン電池に逆風? コンゴでの児童労働問題 新たなバッテリーの動きも

米国の人権保護団体IRAが、アフリカ コンゴのコバルト鉱山で、違法な児童労働を支援したとして米国の大手企業5社を提訴した。提訴されたのはアップル、アルファベット、デル、マイクロソフト、テスラの5社。問題の対象はリチウムイオン電池だ。独自のリサイ…

脱プラ リフィルをもっと自由に、イオンと資生堂で始まる「Loop」

日本でも、いよいよ容器のリユース、リフィルが可能となる「Loop」のサービスが来年から始まる。その最初は、イオンと資生堂のようだ。「Loop」を運営するのはテラサイクル。東京都もテラサイクルを支援、1500万円の補助を行なうようだ。

化粧品容器が紙製に⁉ ロレアルが進める紙製容器プロジェクト

仏化粧品大手のロレアルが相次いで紙製容器の使用について発表を行っている。デンマークパブコ社との紙製ボトルとアルベア社と共同開発した紙製チューブが順次市場導入されるという。サンフランシスコをはじめ都市のゼロウェイスト活動が始まっている。紙製…

セブンカフェのストローが生分解性に! 生分解性プラスチックって何?

セブンイレブンのセブンカフェ用ストローが、環境にやさしい素材に変わった。採用されたのは生分解性プラとFSC認証の紙製ストロー。生分解性プラスチックはまだまだ生産量も少なく、実用化にはもう少し時間がかかりそうだ。深刻な海中のマイクロプラスチック…