Up Cycle Circular’s diary

未来はすべて次なる世代のためにある

SDGs_ESG

スタバに復帰した創業者、自社株買いを一時中止で、従業員との関係は改善するか

米大手スターバックスの暫定CEOとして創業者ハワード・シュルツ氏が復帰する。3度目の登板になる。早速、数十億ドル規模の自社株買いの一時中止を表明したという。人材や店舗への投資を拡大するためとしている。 米スタバ、自社株買い停止 人や店舗に投資と…

サーキュラーエコノミーで脱石油を目指すとき

ロシアによる戦渦がエスカレートしている。西側諸国が主導して警告を発し、経済制裁を強化し、戦争を止めようとする。困難が伴うが脱ロシア、石油や天然ガスなど資源のロシア依存を減じさせていかなければならないのだろう。 国際秩序の枠組みからどこかの国…

【ウクライナ危機と供給網】アルミ原料禁輸で制裁を科す豪、グリーン調達で影響を回避しそうなアップル

オーストラリアが、ウクライナの要請を受け、発電用の石炭7万トンを提供すると発表したという。輸送も含めた費用は豪政府が負担するそうだ。 【コラム】西側諸国はグローバル化を救え-編集主幹ミクルスウェイト - Bloomberg 他方、ロシアに足してはアルミニ…

【経済制裁とESG投資】人道危機をもたらすロシアで事業を行うことは正当な行為なのだろうか

ロシアによるウクライナでの戦争で、多くの人命が失われている。人道危機であり、人権侵害も甚だしい。西側諸国はロシアに大規模な経済制裁を続けている。 冷戦終結後の世界ではグローバル化が進み、その上に様々な秩序が作られていった。今、そうしたものが…

【戦争と食糧危機】世界の飢餓も助長しかねないウクライナの危機

困難な社会課題も様々な利害対立はあるが世界で協力しさえすれば、乗り越えていくことができるのではないかと、昨年のCOP26における気候変動対策で垣間見えることができた。もしかしたら世界は良い方向に進むのではないかと思ったものだが、そんな雰囲気を一…

壊されゆく秩序、Tシャツ姿の大統領が訴える新たな規範

ウクライナに侵攻したロシアに対して軍事行動を直ちに中止するようICJ 国際司法裁判所が命じたという。ICJの決定は拘束力を持つが、それを行使する直接的な手段はないという。ロイターによれば、これまで判決が無視されることがまれにあったという。今回もロ…

ウクライナ情勢に見る正しきことを追求する困難さ

ロシアによるウクライナでの戦争が続く。ウクライナからの難民が250万人を超えたという。 これだけの多くの人々が戦争によって避難せざるを得なくなっているということは、あってはならないことなのだろう。何よりも停戦が求められる。 戦争当事国双方に「正…

誰一人取り残さないはずだったのではないのか、ユニクロ ロシア撤退苦渋の決断

「衣服は生活必需品」として、ユニクロのロシア事業を継続させるとしていたファーストリテイリングが一時停止を決めた。 ウクライナ情勢が混迷を深め、国際社会でロシアへの批判が強まるなか、修正を余儀なくされた形だと日本経済新聞はいう。 ユニクロ ロシ…

安全神話が崩壊した原発事故から11年、ウクライナ危機で明らかになった新たな原発のリスク

史上最悪の原発事故と言われたチェルノブイリ原発がロシア軍に占拠され、外部電力が絶たれたと聞くと、11年前の福島のことを思い出さずにはいられない。危険性は低いというが、無法者の管理下といえば、嫌な想像もしてしまう。 ロシアのエネルギー省が、電力…

ロシアの戦争で変わる価値観、問われるESG投資の質、進む脱ロシア

東西冷戦の象徴と言われたこともあったマクドナルドがロシアから撤退する。 米マクドナルドやスタバ、ロシアでの営業一時停止 | ロイター ロイターによると、ロシアによるウクライナでの戦争を受け、ニューヨーク州年金基金などが世界的なブランド企業にロシ…

ESG視点の欠如なのか、遅れるロシアからの事業撤退、ユニクロはロシアで事業継続か

地政学リスクの深刻さをこのプーチンの戦争を見て痛切に感じる。超えてはならない一線という倫理が崩壊してしまったのだろうか。 そうであれば、イデオロギーの対立や諍い、他国に対する嫌がらせ、妨害ということも見過ごすことができなくなる。 欧米企業が…

止まらぬ戦争、戦争反対、ユニクロ、ウクライナに人道支援へ

遠い国での戦争を想像すると、虚無感に苛まれるときもある。 ロシア軍包囲のマリウポリ「破局的」 国境なき医師団 写真2枚 国際ニュース:AFPBB News 「状況は破局的で、日に日に悪化している」 リゴザ氏は「きょう、水が止まった。住人が飲料水を入手するこ…

アフリカ無電力地域で国連と連携し奮闘する日本企業、国連に背を向ける不条理な欧州の大国

アフリカの無電力地域で活躍する日本企業があるという。UNDP 国連開発計画と提携し、ブルキナファソの首都ワガドゥグから約330km離れた都市ボボ・デュラソに太陽光発電システムを設置するという。 UNDPとGOOD ON ROOFS ブルキナファソの再生可能エネルギーへ…

【サステナ選択肢】ANAの機内食に肉を使わないかつ丼も、コカ・コーラはマイボトルが使える自販機

ANAの国際線ビジネスクラスの機内食に「肉不使用」のヘルシーかつ丼が登場するそうです。 このかつ丼には日本伝統のおからとこんにゃく由来のDeats(ディーツ)を使用しているそうです。 (写真:ANAホールディングス) 低糖質、低脂肪、低カロリー、高まる…

再エネで変わる風景、低価格化のメリットもある太陽光の「自家消費」に乗り遅れるな

青森県が風力発電の2020年度の実績で、前年度首位の北海道を上回り、4年ぶりに全国トップへ返り咲いたという。発電量は14億4905万キロワット時に到達しているそうだ。 空をふさぐ巨大風車 青森県陸奥湾沿い 風景、次第に変容|エネルギー,経済・産業・雇用|…

環境にやさしいからこそ増える選択肢、低コスト化

SDGs、脱炭素が定着しはじめ、環境にやさしい選択肢が増えている。 これまでは自社の取り組みをコンセプチュアルな商品で紹介することが多かったが、その段階を通り過ぎ、より身近な商品として利用できるようになってきたのだろうか。 環境にやさしくないと…

人口減少の東京、消えゆく居酒屋、進むスマートシティ化、サスティナブルに近づくか

いくぶん勢いに陰りが出てきたようだが、コロナの感染拡大が止まらない。いつになったら収束するのだろうか。 コロナ渦の影響だろうか、東京都の人口が26年ぶりに減少に転じたという。転出が転入を上回り転出超過になったそうだ。 東京の人口が26年ぶり減、…

「働きがい」を感じるときはどんなとき、働きがいのある企業が評価されるポイント

働くなら、楽しく働けるようにしたい、そんな願いを持つようになったのいつの頃だっただろうか。働きがいのある職場にしたいと願いは、なかなか難しいテーマなのかもしれない。人によって「働きがい」の感じ方が違うからかもしれない。 企業の待遇や労働環境…

あれはダメ、これもダメ、規則でしばることが最善なのでしょうか

どこへ行っても「NO」だらけ。もちろん守らなければいけないルールはあるのですが、それが多すぎると、なんだか窮屈に感じませんか?と、Forbesが疑問を投げかけています。 NOをなくすと面白くなる? NO「NO」法 | Forbes JAPAN(フォーブス ジャパン) ルー…

便利さを求めることはいつまでも続くことなのだろうか

なにごとにおいても「ロスを減らす」ということも無意識に心がけていたのだと、最近つくづくそう感じるようになった。サスティナビリティに関心をもったからということではなく、どちらかと言えば、関心をもったことで、自分の生活習慣を意識するようになっ…

10円を切る太陽光の買取価格、価格競争力を持たない再エネ開発業者はどうなるか

再生可能エネルギーのFIT 固定価格買い取り制度での買い取り価格を協議する経済産業省の調達価格等算定委員会が開催され、2023年度の再エネ電源別の買い取り価格案が大筋で了承され、3月末までに正式決定となるそうだ。 太陽光買い取り9.5円、事業用23年度案…

再エネ企業が風力発電公募で落選し、ガス会社が風力発電の低コスト化を進める不思議

トンガの大規模噴火の後、「トンガの噴煙で温暖化が一気に解決?」というような書き込みがSNS上にあったそうです。 トンガ噴火の気候への影響 専門家「限定的とみられる」 | NHKニュース NHKによれば、火山噴火によって放出される二酸化硫黄は大気中で酸化し…

【日々見つけるSDGs】PCメーカの「隠れESGを探せ」活動、増え始める「エネルギー消費ゼロ」のマンション

ESGに、SDGs、良くも悪くも浸透し始めてきたのかと感じますが、どうなのでしょうか。実際に住宅や職場において、それが実感できるのが何よりではないのか、そう思っているのですが、そんな動きがちらほらありそうです。 「#隠れESGを探せ」プロジェクト = レ…

なぜ「悪い円安」は終わらないのか、SDGsで国内産業は活性化しないのだろうか

足下での物価上昇が気になります。総務省によれば、昨年12月の全国消費者物価指数は、前年同月比で0.5%上昇し、前年実績を上回るのは4カ月連続になるそうです。 消費者物価指数、0.5%上昇 21年12月、4カ月連続 | 共同通信 共同通信によれば、原油高や円安…

【デジタルとSDGs】1次産業を人々が集う魅力ある職業にできないだろうか

デジタル社会、炭素中立社会への変革を円滑に進めるためには、 スキル向上、再教育の充実、副業の活用といった人的投資の充実が鍵と首相が17日、施政方針演説で述べていました。 【全文】 岸田首相 初の施政方針演説 | NHKニュース 気候変動問題への対応につ…

増える輸入材を利用したバイオマス発電、再エネ買い取りはほんとうに正しいのだろうか

あちらこちらでバイオマス発電所が立ち上がっては、発電がはじまっているようである。東芝のグループ会社で、発電事業を行う九州のシグマパワー有明も1月11日、福岡県大牟田市で2基目のバイオマス発電所を稼働させたという。 (写真:東芝) 東芝によれば、…

マングローブ林を大規模に効果的に保護再生する中国から学べることはあるか

中国はまことに不思議な国である。大量な二酸化炭素を排出し、世界と対立するような人権問題を起こしはするが、その一方で、森林再生、緑化については積極的で、その規模の大きさとスピードには驚くことさえある。 中国のマングローブ林保護修復事業の効果は…

経産省が構想する「GXリーグ」とは何か、進まぬGXを活気づけるか

「GX(グリーントランスフォーメーション)リーグ」、経済産業省が今年22年秋をめどに創設することを検討している。その名称に興味をそそられる。これに合わせて、二酸化炭素(CO2)の排出量を売買できる新たな取引市場を始めることを想定しているという。 …

【SDGsブランディングにSDGsマーケティング】冠辞になったSDGsは何か進化したのだろうか

SDGsに少々戸惑う今日この頃。SDGs投資と最初聞いたとき、何でもSDGsを英語の冠詞のように、冠辞にしなくてもいいのではないかと感じました。思った通りなのかもしれませんが、最近ではさらにSDGsマーケティングやSDGsブランディングなどの言葉も登場してい…

個人投資家に見限られる国内ESG投資、サステナブルな資本主義とGXはどこまで進むか

経団連の十倉会長が昨年12月、「2022年の経済展望とサステイナブルな資本主義の道筋」という講演した。 その中で、爆発的に増加する人口について、とある人の言葉を引用し、「地球を生命体に例えれば、人類の異常な拡張こそがウイルスであり、Covid-19は免疫…