Up Cycle Circular’s diary

未来はすべて次なる世代のためにある

SDGs_ESG

エネルギーの自給化はできないのだろうか、インドネシアの石炭輸出一時停止

インドネシアが石炭の輸出を今月31日まで一時的に禁止するという。自国内の石炭火力発電所での需要が高まりを受けた措置だそうだ。インドネシアは世界最大の石炭輸出国、市場価格に影響する可能性もあるという。 インドネシアが石炭輸出一時禁止 世界一の輸…

配膳ロボットで労働環境が改善できれば、SDGsに貢献できるか

すっかりとSDGsが流行となったのかとつくづく感じる。それによって少しでも善き社会に近づいていくのなら、それはそれでいいことなのだろう。ただ何から何までSDGsで括ることはなろうとも感じる。 LIMOによれば、ESG投資における「E(環境)」や「S(社会)…

「かけがえないの地球」を考える、必要なのは「脱成長」か、それとも「価値観の転換」か

「生物多様性の経済学」と題された報告書が今年注目されたという。 神奈川新聞によれば、報告書はこれまでの経済学が、「自然の恵み」の価値を無視してきたことを指摘、「持続可能な経済成長」にはGDP(国内総生産)によらない尺度が必要と記されているとい…

完全に戻らない年越し行事、終わらないパンデミック、顕在化する社会課題

年末寒波の到来で、関東地方でも初雪が観測されています。年始に向け寒い日が続くようです。ラニーニャ現象の影響なのでしょうか。人の移動が多くなる時期だけに、立ち往生なども心配になります。 新型コロナの感染状況も落ち着き、明るいお正月を迎えること…

使われずに廃棄になりそう生乳と、捨てられずにクラフトビールになるパンの耳

生乳が5000トンも廃棄されるかもしれないという。もったいない話である。もっと早く対応できなかったのだろうか。様々な業界が協力を申し出ているようである。価格維持のためなのかもしれないが、もっと智慧を使って対策しようとの気にならないのだろうか。 …

SDGs批判に感じる違和感、その本質を考えてみる

SDGsも定着してきたのでしょうか。認識されないより認識されたほうが良いのでしょうし、認識されれば、認識されていないときよりは少し前進があるのではないかと思ったりします。 「何が本当のSDGs?」 ということについて、モヤモヤしてる人がいっぱいいる…

コロナとの共生で変わる外食産業、増えた私たちの選択肢

コロナ禍で外食産業が厳しい状況に立たされ、それぞれが創意工夫を凝らしている。居酒屋チェーンのある企業は業態を変え、寿司に触手を伸ばし、それとは逆に、回転寿司のスシローは、気候変動を念頭に、魚が取れなくなることを想定してのことか、主要な魚種…

ESG格付けとは、改めて確認したいESG投資の目的

ここ最近、ESG投資が急速に浸透している。ESG投資が誕生し、より環境や社会が重視され、より企業活動が健全化していくと期待した。しかし、注目が集まれば集まるほど、また参加する人が増えれば増えるほど、評価基準が曖昧になったりするのだろうか。 ESG投…

【SDGsの視点とデジタル化】紙のムダを省けば、森林資源が保護され、仕事が効率的になる

企業の間で恒例行事だった年賀はがきによる新年のあいさつを取りやめる動きが相次いでいるそうです。 広がる年賀状廃止 企業が環境・デジタル化意識:時事ドットコム JIJI.COMによると、環境意識の高まりで紙資源の利用が幅広く見直されていることに加え、新…

【脱炭素に乗り遅れない】進むオフサイトコーポレートPPA、インパクト投資

脱炭素社会への移行が徐々に進み始めているのだろうか。どの企業も、その影響を免れることは出来ず、何かしらのアクションを求められる。たとえば、今まで資源や化石燃料の商いで益を得ていた商社はまるで電力会社に変ったように再生可能エネルギー関連を積…

価格は高騰し、納期は遅れる太陽光パネル、太陽光発電は行き詰ってしまうのか

太陽光パネルの価格高騰と納期遅延が深刻化しているという。そんな中、一般社団法人日本PVプランナー協会が「太陽光パネルの価格高騰・納期遅延に関する緊急調査」を行った。 従来3か月以内で調達できた太陽光パネルが今では、その入手に3か月以上かかってい…

伸びるコーポレートPPAを利用した太陽光発電、沈む国産太陽電池、その矛盾はなぜ

脱炭素はビジネスにおけるゲームチェンジなどとの言葉を耳にします。ビジネスの価値観が変わり、それによって気候変動の問題が解決に向かい、なおかつ経済が上向いていけばいいのでしょう。しかし、なかなかそう実感できないのが今の日本社会ということでし…

持続なき社会ではないか、企業物価の上昇は賃上げを押しとどめてしまうのか

日銀が発表した11月の企業物価指数の速報値が前年比プラス9.0%となり、これまでで、最高の伸び率だったといいます。ロイターによれば、石油・石炭製品などの輸入品の物価が上昇し、国内企業物価指数の押し上げにつながったそうです。 企業物価指数、11月は過…

脱炭素、脱石化を進める三菱ケミカルの株価が下がる 物足りないヘルスケアの成長戦略他

化学メーカー大手の三菱ケミカルホールディングスが、石油化学事業や炭素事業を切り離し、他社との統合を含めて検討していくことを明らかにしたという。 新経営方針「Forging the future 未来を拓く」を策定 | IR情報 | 三菱ケミカルホールディングス NHKに…

【変わる化石燃料メーカ】東京ガスが目指す低炭素社会、そして、脱炭素

ENEOSが、石炭や石油権益の売却を進めながら再生可能エネルギーに投資する方針だという。大型権益から撤退し、二酸化炭素(CO2)回収などを強化するそうだ。 ENEOS傘下のJX石油開発が、英国の北海油田での原油生産から撤退すると発表したそうだ。 ENEOS、英…

【矛盾する脱炭素】JICAが支援を続ける東南アジアの石炭火力発電、矛盾解消はできないか

COP26も閉幕し、すっかり「脱炭素」がビジネスサイドの語り口になっているようだ。専門家、知識人たちが一斉に意見を述べる。 こういうときは、奇をてらうよりはまずは「正論」ではないだろうか。「兵は詭道なり」、相手を欺くことばかりに精を出すとろくな…

【温暖化と脱炭素】変わる自然環境とマイクロソフトの持続可能なデータセンター

南方系のチョウが東北 仙台の街に定着したといいます。 ツマグロヒョウモン、タテハチョウ科に属し、38~45mmで、羽は黄褐色で黒の斑点が特徴で、熱帯や温帯域に分布しているといいます。日本では1980年代は近畿地方以西が生息域でしたが、2007年から宮城県…

SDGsや脱炭素社会における経済の新機軸とは

経済産業省で「経済産業政策新機軸部会」が立ち上がり、この先、避けえなくなる産業構造の変化における経済活動の新機軸や人材育成のあり方の協議が始まったようだ。 国が突然、カーボンニュートラル宣言すれば、経済界では動揺が走り、多少の混乱があったの…

【デジタルと脱炭素】デジタル田園都市国家構想実現会議はじまる

政府が今日にでも、経済対策を閣議決定するそうだ。財政支出が55.7兆円程度と過去最大規模に膨らむという。赤字国債の増発が避けられないといわれる。 経済対策の財政支出には、家計や企業への給付や、マイナポイントの付与、原油高騰への対策のほか、「GoTo…

【COP26を再確認する】 「グラスゴー気候合意」と日本の課題

COP26が閉幕し、閣僚級会合に参加していた山口環境相が帰国、首相に報告を行ったという。 首相、気候変動対策急ぐよう指示 石炭火力削減で協議着手 | 共同通信 共同通信によれば、岸田首相は「国内での実施体制を含めて頑張ってほしい」と述べ、気候変動対…

COP26と日本のこれから

COP26の最終合意文書がどのようにまとまっていくのだろうか。英国から草案が示され、最終合意文書のとりまとめ向け閣僚級会合で協議が続いているようだ。 2015年のパリ協定では産業革命前からの地球の気温上昇を2度未満に抑え、1.5度以内にするよう努力する…

学びの場も脱炭素、なぜ、早稲田大学がカーボンニュートラルを目指すのか

早稲田大学がカーボンニュートラルを目指す「Waseda Carbon Net Zero Challenge 2030s」を発表した。 「カーボンニュートラルを実現する最先端研究」、「カーボンニュートラルに貢献する人材育成」、「キャンパスのカーボンニュートラル達成」という三位一体…

【サステナブルからサステナビリティへ】マックが試験販売をはじめても下落する代替肉のビヨンドミートの株価

米マクドナルドがビヨンドミートの代替肉を使った「マックプラント・バーガー」のテスト販売を始めた。もう既に世界中でテスト販売をしているのだから、てっきり米国でも始まっているかと勘違いしていた。満を持してのテスト販売なのだろうか。 このバーガー…

【カーボンプライシング】COP26後半戦の焦点は排出権取引の国際ルール化

COP26も前半戦が終了し昨日はお休みであったようで、これから始まる後半戦では、国際ルールで合意できるかが焦点といいます。CO2排出権取引の国際的なルール化が最大の課題のようです。 COP26 前半終了 国際ルール 合意できるかが後半の焦点に | COP26 | NHK…

【COP26】活発な動きに食い違う主張、いよいよ始まる閣僚級会合、日本の閣僚参加はあるのか

英国グラスゴーで開催されている「COP26」国連気候変動枠組み条約締約国会議に合わせ様々な報告がなされ、また、その会合の中でも外でも様々な動きがある。 増え続ける温室効果ガス 国連気候変動枠組み条約事務局が、2030年の排出量は10年比13.7%増えるとい…

【成長戦略は観光立国】「日本には飛行機が飛んでこない」と航空業界が抱く危機感、政府支援に矛盾はないか

観光立国、Go To再開、そんな言葉が政府の経済対策の原案に上がり、成長戦略に掲げられるという。現状を鑑みれば、それはそれでいいのかもしれない。街に活気があったほうがいいし、外国人のいない街はそれはそれで淋しい。 ただ、世界ではコロナが収束した…

活発化するCOP26の議論、顕在化する脱石炭に後ろ向きなに日本

COP26での動きが活発化している。それぞれの国にそれぞれの思惑があって、すべての事項に、すべての国が賛同することはないようだ。 COP26 国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議で「エネルギーデー」と位置づけた4日、英国主催のイベントで、「先進国など…

COP26に半日の強行日程で参加する首相と「人間と地球にとっての転換点」と警告する国連事務総長

衆院選期間中に、もう少し気候変動対策で熱い議論があるのかとも思いきや、そうなることもなかく、選挙は終わった。残念なことと感じる。過去9年間の与野党間の恨みつらみはこの選挙で終わりにして(見過ごすことが出来ない個片の問題は問題ではあるが)、も…

増える二酸化炭素の排出、間近に迫ったCOP26を前に弱気な英国と山陰の木材会社が活用するJクレジット

大きな困難を前にすると、時に人は弱気になったりすることもあるのだろう。 COP26 第26回国連気候変動枠組み条約締約国会議が今月末に開催されるのを前に、議長国のジョンソン英首相が、「うまくいかないかもしれない」といい、期待された成果に届かない可能…

アテネの聖火採火式で、人権活動家が抗議、終わらない差別と対立

早いものである来年に2月は冬のオリンピックが中国北京で開催されるという。その聖火の採火式がギリシャ アテネで行われ、抗議活動があったという。 五輪=北京冬季大会ボイコット訴え、活動家が人権問題巡り | ロイター ロイターによれば、亡命ウイグル人組…